auじぶん銀行の住宅ローンを検討する際は、人気ランキングや口コミ評価だけで判断するのではなく、審査の実態や商品仕様の注意点まで理解しておくことが大切です。この記事では、見落とされがちな審査基準や金利条件の落とし穴を整理し、より納得のいく判断材料を提供します。
auじぶん銀行の住宅ローンは、サービス開始以来の累計融資実行額がすでに5兆円を突破し、ネット銀行の中でもトップクラスの実績を誇ります。利用者の満足度が高い理由は、何といっても業界最低水準の金利、団体信用生命保険(団信)の手厚さ、そしてau経済圏と連動した金利優遇サービスにあります。
しかし、その金利優遇を受けるためには、いくつかの条件を満たす必要があります。たとえば、auまたはUQモバイルの携帯契約、auでんきやauひかりなどのサービスを組み合わせることで、最大年0.15%の金利引き下げが可能です。ただし、これらの優遇は申し込みからすぐに反映されない場合があり、適用までにタイムラグが発生することもあります。また、返済期間が長期に及ぶ場合や審査結果によっては、逆に金利が上乗せされるケースもあります。
事務手数料は借入金額の2.20%(税込)と決して安くはなく、さらに審査によっては保証会社付きの金利プランが適用されることもあります。その場合、広告で表示されている金利よりも高くなることがあるため、実質負担を正確に把握することが重要です。
また、「ネット銀行だから審査が通りやすい」と思い込むのは誤りです。審査では、年収や勤続年数、他の借入状況、自己資金の割合、返済負担率、物件の担保評価などが総合的に判断されます。希望額に届かないケースや、条件付き承認になることも珍しくありません。
さらに、団信の保障内容も細かく確認しておく必要があります。全疾病保障やがん保障などの手厚い内容が注目されますが、免責条件や対象外となるケースもあります。ペアローンを選ぶ場合は、加入条件や上乗せ金利、住宅ローン控除など税務上の扱いまで理解しておくことで、後悔のない選択ができます。
※審査の結果によっては保証付金利プランとなる場合があり、この場合、上記の金利とは異なる金利となります。 金利プランが保証付金利プランとなる場合は、固定金利特約が3年、5 年、10年に限定されます。
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ただし、どんなに優れた住宅ローンでもご自身が利用できなければ意味がありませし、住宅ローンを利用するには総合的な融資審査を通過する必要があります。審査に通過できないとその住宅ローンは利用できないため、誰でも希望する住宅ローンを利用できるわけではありません。
特に、金利などの借り入れ条件が良いauじぶん銀行の住宅ローンは、厳しい審査が行われているとも言われます。
この記事では、auじぶん銀行の住宅ローンについて審査基準・落とし穴(デメリット)などについて解説していきます。また、住宅ローンは、申し込み時だけでなく契約後の落とし穴やデメリットにも注意する必要もあります。
auじぶん銀行の住宅ローンの興味を持ち始めた人、審査に通るか不安に感じている人に参考にしていただければと思います。
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