千葉信用金庫の住宅ローン|金利・団信・選び方を解説

住宅購入と資金計画を検討するイメージ

千葉信用金庫は、千葉県千葉市に本店を置く信用金庫で、1998年に両総信用金庫と、2002年に木更津信用金庫・成田信用金庫と合併して誕生した信用金庫です。

千葉信用金庫では、「しんきん住宅ローン(保証会社保証付)」「しんきん住宅ローン(保証会社不要型)」「3大疾病保障特約付住宅ローン」「全期間固定金利住宅ローン」といった住宅ローンを提供しています。

千葉信用金庫の住宅ローン

主力商品は「しんきん住宅ローン(保証会社保証付)」です。金利タイプは変動金利型と固定金利選択型があり、保証会社をつけない「保証料不要型」では連帯保証人が必要となります。

金利水準は、2024年3月時点では変動金利で1.275%、10年固定で2.410%程度で、ネット銀行の住宅ローンと比べるとやや高めの水準でした。住宅ローン金利は定期的に見直されるため、最新の適用金利は公式サイトの金利一覧で必ずご確認ください。保証会社をつけないタイプは、これよりさらに高い金利になる傾向があります。

選べる団体信用生命保険

千葉信用金庫の住宅ローンでは、通常の団信に加えて、金利を上乗せすることで保障を手厚くできます。公式に案内されている主な上乗せの例は次のとおりです(最新の保障内容・上乗せ幅は公式サイトでご確認ください)。

保障の種類金利上乗せ(年率)
就業不能保障保険+3大疾病保障特約付団信+0.346%
がん保障特約付リビング・ニーズ特約付団信+0.100%
8大疾病補償付債務返済支援保険+0.200%

万一の病気やケガに備えたい人は、上乗せ後の総返済額も含めて検討するとよいでしょう。

千葉県にお住いの人におすすめの住宅ローン

地元の信用金庫は対面での相談のしやすさが魅力ですが、金利だけで見るとネット系住宅ローンのほうが有利なケースも少なくありません。総返済額を抑えたい場合は、千葉銀行などの地域金融機関に加え、変動金利の競争力や保証料・事務手数料の分かりやすさ、店舗相談とオンライン手続きの両方に対応する点で評価できるSBI新生銀行のような選択肢も含めて比較しておくと安心です。

今、首都圏などの都市部や地方問わず、インターネット銀行の住宅ローンを利用する人が非常に増えています。実際、住信SBIネット銀行やauじぶん銀行は、メガバンクと同じぐらい規模で住宅ローン利用者を増やしています。

ネット銀行の住宅ローンは都市部・地方部を問わず全国で利用できます。ネット銀行間でも激しく競争していますが、全国のいたるところでその土地その土地の地銀や信用金庫と住宅ローン利用者の獲得競争を行っています。

その結果、「金利が低いのはもちろん、無料で将来の病気やケガに備えられる保障が付いてきたり、様々な手数料を0円とする」など、地銀・信金の住宅ローンよりも有利な条件を提示しています。

ネット銀行の住宅ローンを警戒したり、自分は利用できないと決めつけることなく、まずは最新金利やキャンペーン情報を以下のページで確認してみてください。魅力の高さがきっとわかると思います。

auじぶん銀行の住宅ローンの詳細

住信SBIネット銀行の住宅ローンの詳細

PayPay銀行の住宅ローンの詳細

まとめ

千葉信用金庫では、さまざまなライフプランに合わせた住宅ローンが用意されていますが、金利水準はネット銀行と比べるとやや高めです。

疾病保障や保険といった安心感のある保障が選べる一方で、その分のコストもかかります。千葉県内にお住まいの方は、千葉銀行やネット銀行の住宅ローンともよく比較し、金利・保障・総返済額のバランスで利用可否を判断するようにしましょう。

福島信用金庫の住宅ローン|マイプランシリーズの特徴と選び方

住宅ローンを検討する家族のイメージ

福島信用金庫(ふくしん)は、福島県に本店を置く信用金庫です。

福島信用金庫では、変動・固定を選べる「マイプランシリーズ」として、「新マイプラン」「マイプランワイド」「マイプランベスト」といった住宅ローンを提供しています。

福島信用金庫の住宅ローン「マイプランシリーズ」

マイプランシリーズは、「固定金利」または「変動金利」をライフプランに合わせて自由に選べる住宅ローンです。代表的な3タイプの概要は以下のとおりです。

商品概要新マイプランマイプランワイドマイププランベスト
特徴担保評価額の200%(新築購入)まで借り入れ可能担保評価額の200%まで借り入れ可能保証料不要で、家具等消費財の購入や他の借り入れ・ローンの取りまとめにも対応
資金使途土地購入、住宅新築・購入資金、住宅増改築・修繕資金、住宅ローン借換資金等あらゆる住宅関連資金にお応えできます。
融資限度額最高2億円最高1億円最高5000万円
融資期間最長40年最長35年
担保対象物件に対して原則第1順位抵当権対象物件に対して原則第1順位抵当権(借換→1000万円まで無担保も可能/増改築→500万円まで無担保も可能)対象物件に対して原則第1順位抵当権(融資金額1000万円以内は無担保も可能)
保証人しんきん保証基金全国保証株式会社保証親族または第三者1名以上

このうち新マイプランはしんきん保証基金の保証を受け、購入する住宅の評価額の200%まで、最大2億円まで利用できる住宅ローンです。

マイプランワイドは、全国保証株式会社の保証を受け、担保評価額の200%まで融資を受けられる住宅ローンです。

また、マイプランベストは保証料不要の住宅ローンで、借入額5,000万円まで利用可能です。保証会社をつけない代わりに、親族または第三者1名以上の連帯保証人が必要となります。各商品の融資限度額・期間・条件は改定されることがあるため、申込前に公式サイトで最新の内容をご確認ください。

福島信用金庫の住宅ローン金利

マイプランシリーズの金利は、変動金利型・固定金利型から選べます。金利は見直されることがあり、取引内容に応じた金利優遇も用意されているため、最新の適用金利・優遇内容は公式サイトの「金利一覧」または各店窓口で必ずご確認ください。

一般的な傾向として、信用金庫の住宅ローンはネット銀行と比べると金利は高めになりやすい点も知っておくとよいでしょう。

選べる団体信用生命保険

福島信用金庫では、通常の団体信用生命保険のほか、金利を上乗せすることで3大疾病保障特約付団信がん保障特約・リビングニーズ特約付団信(マイプランワイドのみ)を選ぶことができます。上乗せ幅や保障の範囲は変更される場合があるため、最新の保障内容は公式サイトでご確認ください。

また、上記の団信とは別に、入院などで一定の条件を満たした場合に返済額分の保険金を受け取れる債務返済支援保険を利用することも可能です。

福島県にお住いの人におすすめの住宅ローン

地元の信用金庫は相談のしやすさが魅力ですが、総返済額を抑えたいなら金利の低いネット系住宅ローンとの比較も欠かせません。変動金利の競争力に加え、保証料や事務手数料の分かりやすさ、店舗相談とオンライン手続きの両方に対応する点で評価できるSBI新生銀行なども、候補の一つとして比較しておくと選択の幅が広がります。

今、首都圏などの都市部や地方問わず、インターネット銀行の住宅ローンを利用する人が非常に増えています。実際、住信SBIネット銀行やauじぶん銀行は、メガバンクと同じぐらい規模で住宅ローン利用者を増やしています。

ネット銀行の住宅ローンは都市部・地方部を問わず全国で利用できます。ネット銀行間でも激しく競争していますが、全国のいたるところでその土地その土地の地銀や信用金庫と住宅ローン利用者の獲得競争を行っています。

その結果、「金利が低いのはもちろん、無料で将来の病気やケガに備えられる保障が付いてきたり、様々な手数料を0円とする」など、地銀・信金の住宅ローンよりも有利な条件を提示しています。

ネット銀行の住宅ローンを警戒したり、自分は利用できないと決めつけることなく、まずは最新金利やキャンペーン情報を以下のページで確認してみてください。魅力の高さがきっとわかると思います。

auじぶん銀行の住宅ローンの詳細

住信SBIネット銀行の住宅ローンの詳細

PayPay銀行の住宅ローンの詳細

まとめ

福島信用金庫では、保証会社をつけるタイプ・つけないタイプの住宅ローンがあるほか、金利タイプを当初期間重視・全期間重視から選べるなど、自分の状況に合わせて選択できます。

どのプランが適しているかは、借入額・返済期間・保障の希望によって変わります。金利や条件は最新の公式情報を確認したうえで、ネット銀行など他の選択肢ともよく比較して判断するとよいでしょう。

大東銀行の住宅ローン|金利・最長50年返済・団信を解説

地方で住宅を購入する家族のイメージ

大東銀行は、福島県郡山市に本店を置き、福島県のほか東京・宇都宮・さいたま市などにも店舗を持つ第二地方銀行です。きらやか銀行・仙台銀行・福島銀行とATMを相互無料提携した「東北おむすび隊」にも参加しています。

大東銀行の住宅ローン

大東銀行の住宅ローンは、「選べる金利プラン」「相談サポート体制」「WEB事前審査にも対応」「ATM手数料のキャッシュバック」「充実した団体信用生命保険」などを特徴とした住宅ローンです。

住宅の新築や増改築、建売・中古住宅の購入、居住用土地の購入のほか借換資金としても利用でき、借入期間は最長50年まで対応しています(2023年11月に取扱を開始)。

原則として保証会社の保証を受けて融資を受ける住宅ローンで、当初固定タイプの「住宅ローンLife」やフラット35も取り扱っています。リフォームローンにも積極的です。

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七十七銀行の住宅ローン金利の仕組み|10年固定終了後の注意点

地方銀行の住宅ローンを検討するイメージ

七十七銀行は宮城県仙台市に本店がある地方銀行で東北地方で最大手の地方銀行です。

七十七銀行の住宅ローン

七十七銀行は、主に宮城県と福島県を中心に東北地方で幅広く店舗を展開しています。住宅ローンに限らず、豊富な金融商品が揃っています。

その為、七十七銀行は東北地方にお住まいでマイホームの購入や建築を検討している人の候補として名前があがることが多くあります。

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JAバンク佐賀の住宅ローン|金利の仕組み・団信・利用条件を解説

農協の住宅ローンで家を建てるイメージ

JAバンク佐賀は佐賀県信用農業協同組合連合会とも呼ばれます。佐賀県佐賀市に本所を置く、佐賀県内のJAを統括する金融機関です。

JAバンク佐賀の住宅ローンは、2024年2月時点では変動金利なら年0.650%で利用できました。その後の金利上昇局面を受けて、住宅ローン(新型変動金利)の基準金利は2026年3月に改定が案内されています。最新の適用金利は必ず公式サイトでご確認ください。

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りそな銀行の住宅ローンの審査基準|事前審査・本審査の日数も解説

りそな銀行の住宅ローン審査のイメージ

この記事ではりそな銀行の住宅ローンの審査基準について解説しています。

りそな銀行はネットで申し込む、ネット専用住宅ローンを比較的早い段階から提供を開始しています。

ただし、ネット銀行の住宅ローンの方が有利な金利で借りられるケースが多く、無料で利用できる疾病保障サービスもあるため、どうしてもネット銀行の金利・商品性の方が優勢と言わざるを得ない状況です。

また、審査スピードについても同様です。りそな銀行では審査にかかる日数を公表していませんが、申込から契約まで1か月以上かかるケースが多く、仮審査の結果もネット銀行のようにすぐには連絡くる仕組みにはなっていないようです。

この特集ページでは、そんなりそな銀行の住宅ローンの「審査基準」や「審査にかかる日数」などに着目してりそな銀行の住宅ローンを解説したいと思います。

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東濃信用金庫の住宅ローン「プレミアム」とは?金利優遇の条件を解説

地域の信用金庫で住宅ローンを利用するイメージ

東濃信用金庫は岐阜県多治見市に本店を置く信用金庫で、岐阜県東濃地区、中濃地区、岐阜地区の他、愛知県名古屋市、尾張地区に店舗を持つ岐阜県内第2位の規模を誇る信用金庫です。

2001年には瑞浪商工信用組合の事業の全部を譲り受けています。

東濃信用金庫の住宅ローン

東濃信用金庫の住宅ローンは、とうしん信用保証、しんきん保証基金、全国保証のいずれかの保証を受け、土地や住宅の購入資金、借換資金として利用できるローンです。借入金額は30万円以上2億円以内、借入期間は最長40年となっています(ご利用いただく保証会社など、条件により異なる場合があります)。なお、ご利用は原則として東濃信用金庫の事業区域内にお住まい、またはお勤め先・事業所のある方が対象です。

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auじぶん銀行の住宅ローン「ミックス」とは?仕組みと注意点を解説

変動金利と固定金利を組み合わせるミックスローンのイメージ

これから住宅ローンを借りようとしている方の多くは、「変動金利と固定金利のどちらがいいの?」という疑問をお持ちだと思います。一般的に変動金利は、固定金利よりも低金利ですが、金利上昇リスクがあります。一方で、固定金利は、変動金利よりも金利が高く返済負担は重くなります。目先の低金利を取るか、安定を取るか悩ましいところです。

このように、多くの方は二者択一に悩みますが、実は変動金利と固定金利を両方選ぶことはできます。それは、ミックスローンという方法です。この記事では、ミックスローンの特徴とメリット・デメリットをauじぶん銀行の住宅ローンを例にして解説します。

※本記事で解説するauじぶん銀行の住宅ローンの内容は、2026年6月時点に同行のウェブサイトで確認した情報に基づき記述しています。住宅ローンの最新の情報、詳細の商品性については、同行のウェブサイトでご確認ください。

この記事を書いた専門家(フィナンシャルプランナー)
遠藤功二(フィナンシャルプランナー)


遠藤功二(えんどう こうじ)

1級FP(1級ファイナンシャルプランニング技能士)

CERTIFIED FINANCIAL PLANNER、経営管理専攻修了(MBA)

三菱UFJモルガンスタンレー証券、オーストラリア・ニュージーランド銀行にて延べ1,000人以上の顧客の資産運用アドバイスを担当。 現在は独立系FPとして、投資に限らずライフプランニング、保険、住宅などの幅広い分野で相談、講演、執筆業務に携わる。

日本の住宅ローン金利の状況

日本では、1999年のゼロ金利政策以来、長期にわたって低金利が続き、住宅ローンの金利は低位安定してきました。つまり、過去20年程度を振り返ると「変動金利を選ぶのが正解だった」時代が続いていたことになります。

しかし、状況は大きく変わりました。日本銀行は2024年3月にマイナス金利政策を解除し、その後は段階的に利上げを進めています。2025年12月には政策金利が0.75%程度へ引き上げられ、約30年ぶりの高い水準となりました(2026年6月時点)。固定金利型を中心に住宅ローン金利にも上昇の動きが出ており、住宅ローンは30年以上の長期間の借り入れになるため、金利上昇リスクはもはや「想定しておくべき可能性」ではなく、現実に進行している変化として考えておく必要があります。

多くの住宅ローン利用者は変動金利を選んでいる

2024年10月〜2025年3月に住宅ローンを借りた方を対象に、住宅金融支援機構が行なった「住宅ローン利用者の実態調査(2025年4月調査)」の結果によると、変動金利と固定金利を選んだ方の割合は以下の通りになっています。

  • 変動型:79.0%
  • 固定金利期間選択型:12.2%
  • 全期間固定型:8.8%
住宅ローン利用者の金利タイプ別割合を示す棒グラフ。変動型が79.0%と大半を占める
金利上昇局面でも約8割が変動型を選択している

(参考・出典)

住宅金融支援機構 住宅ローン利用者の実態調査(2025年4月調査)

https://www.jhf.go.jp/about/research/loan/user/index.html

このように、金利が上昇局面に入った後も約8割の方が変動金利を選んでおり、全期間固定型を選んでいる方は1割弱にとどまっています。なお、同調査では、本記事のテーマであるミックスローン(金利タイプの組み合わせ)の利用者は全体の約1割となっており、リスク分散の手段として一定の存在感があることがわかります。

同調査によると、住宅ローン金利の今後1年間の見通しについては、「現状よりも上昇する」と回答した方が65.7%と多数派になっています。実際に日本銀行の利上げが進んでいることもあり、「低金利がこのまま続く」と考える利用者は少数派になりました。変動金利の低さは依然として魅力ですが、低金利が続くことを過信しない方がよいでしょう。

ミックスローンとは?

「金利上昇リスクは気になるが、金利が高い固定金利で借りるのは納得できない」という方のためにあるのが、ミックスローンです。

ミックスローンは、2つの種類の金利を合わせて借りる住宅ローン契約の方式です。最もポピュラーな組み合わせが変動金利と固定金利の組み合わせです。

auじぶん銀行の場合は固定金利同士、変動金利同士を組み合わせることも可能です。また、同行では50%:50%だけでなく、70%:30%といったような好みの割合での組み合わせも選択可能です(1契約あたり500万円以上10万円単位)。

ミックスローンのメリット

ミックスローンのメリットは、まともに金利上昇の影響を受けない点です。一方で、結局金利が上がらなかった場合には、一部分は変動金利の低金利の恩恵を受けられる利点もあります。

例として4,000万円の住宅ローンを借り、10年後に金利が上がったケースで、毎月返済額と総返済額を計算してみます。ここでは、全額変動金利で借りた場合、全額固定金利で借りた場合、ミックスローンで変動金利と固定金利を半分ずつ借りた場合の3つのパターンを比較してみます。

【前提条件】

借り入れ金額:4,000万円

金利:変動金利0.5%→10年後2.0%に上昇、固定金利全期間1.5%

借り入れ期間:35年

※実際のauじぶん銀行の住宅ローンの金利とは異なります。計算例を簡易にするため仮の金利を設定しています。計算過程では事務手数料等の諸費用は考慮していません。

変動金利 固定金利 ミックスローン
変動金利 固定金利
1〜10年の毎月返済額 103,834円 122,473円 51,917 61,236
113,153
11年目〜35年目の毎月返済額 124,088円 122,473円 62,044 61,236
123,280
総返済額 49,686,480円 51,438,660円 50,562,360

(筆者計算)総返済額は、端数処理はせず毎月の返済額を単純に期間分乗じています。

上記の通り、金利の引き上げ前の1〜10年目までの毎月返済額は、変動金利が最も低く、次いでミックスローン、最も高額なのは固定金利になっています。一方で、金利の引き上げ後である11年目〜35年目の毎月返済額は、金利が変わらない固定金利が最も低く、次いでミックスローン、最も高額なのは変動金利になっています。

35年分の金利と元本を足した総返済額は、変動金利が最も低く次いでミックスローン、最も高額なのは固定金利となっています。

このことから、変動金利と固定金利を合わせる形のミックスローンはちょうど中間の条件に位置することがわかります。変動金利が急激に上昇した場合は、固定金利が最も総返済額が少ないプランだった、ということになりますが、その場合もミックスローンは、中間の順位に位置します。

ミックスローンのデメリット

ミックスローンのデメリットは、登記関連費用が2本分かかってしまう点です。2つの住宅ローンを合わせて組む仕組みのため、司法書士に支払う登記関連費用は、かさんでしまいます。

一方、auじぶん銀行の場合、事務手数料は借入金額の2.20%(税込)の定率制をとっているため、ミックスローンでも1種類の金利を選ぶ住宅ローンでも、合計の借り入れ金額が同じであれば、事務手数料は変わりません。

(参考・出典)auじぶん銀行の住宅ローン公式サイト

ミックスローンの留意点

auじぶん銀行でミックスローンを借りる時の留意点の1つとして、借り入れ金額があります。ミックスローンでは同時に2契約を行いますが、1契約あたりの最低借り入れ金額は500万円に設定されています。ということは、ミックスローンとしての最低借り入れ金額は合計1,000万円ということになります。なお、2契約あわせた借入金額の上限は2億円です。

また、保証付金利プランの利用時にはミックスローンが選択できない点も留意が必要です。

実は、auじぶん銀行では原則、保証会社の利用を義務付けていません。しかし、審査結果によっては保証会社の利用を融資条件に指定されることがあります。これを「保証付金利プラン」といいます。

保証付金利プランは、保証会社への保証料相当額を上乗せした金利が設定されるため、保証会社なしで利用できるプランよりも金利が高めになります。auじぶん銀行の審査の結果で保証付金利プランの指定があった場合は、金利が高めになってしまう上に、ミックスローンを利用できないというデメリットが生じます。

ミックスローンが合う人

ミックスローンは、変動金利か固定金利かを選びきれない方に向いているということです。

また、将来金利が上がってしまう可能性があると考えている方で、積極的に繰り上げ返済を計画している方にもミックスローンは合っていると思われます。

仮に金利が上昇するにしても、先述の例のように、0.5%の金利が一気に2.0%まで上がるとは限りません。実際、日本銀行の利上げは0.25%きざみで段階的に進められており、変動金利が固定金利の水準に追いつくには一定の時間がかかるはずです。

金利が上がりきる前に変動金利部分の繰上返済を積極的に進めていけば、残った固定金利部分は金利上昇の影響を受けないので安心です。「低金利の変動金利は捨てがたい。しかし金利はさらに上がる気がする」という方にミックスローンは向いています。

ミックスローンが合わない人

「最も有利な選択をしたい」と考える方にはミックスローンは向きません。住宅ローンは、金利の変動次第で有利不利の結果が決まります。金利が上がらなければ変動金利が有利であり、金利が一定水準以上に上がれば固定金利が有利だったということになります。ミックスローンが最も有利な選択だった、ということはありえません。

ミックスローンの申し込み方法

ミックスローンの申し込み方法は難しくありません。auじぶん銀行の住宅ローン契約は、司法書士との面談以外はオンラインで完了します。最初に行うアクションは、住宅ローンのマイページの登録です。マイページ上では仮審査を申し込むことができます。

仮審査の時点で、金利の選択項目があり、「ミックス」を選ぶことができます。審査結果次第で希望の金利プランが利用できない可能性はありますが、逆に審査結果に問題がなければ、ミックスローンで手続きを進めていく流れになります。なお、契約手続きの時に金利タイプは変更することができます。ただし、その場合は手続きに余分な時間がかかってしまう可能性があるため、できる限り仮審査の申込時点で希望の金利タイプを選んでおきましょう。

auじぶん銀行の住宅ローンの特徴

ミックスローンを提供しているauじぶん銀行の紹介をしておきます。

auじぶん銀行は、大手通信会社とメガバンクの出資で設立したネット銀行で店舗はありません。スマホやパソコンでさまざまな手続きを完了させることができます。

特に、住宅ローンはauじぶん銀行の看板商品といっても過言ではないくらい、業界では知られています。経営コストの低さからたたき出される金利は、住宅ローンの低金利競争のトップグループの1つです。また、がんと診断されただけで残債の半分がなくなる「がん50%保障団信」は、借入時50歳以下の方なら金利上乗せなしで加入でき、現役世代に安心を届けています。au回線や電気などのサービスとセットで金利が引き下げられる「住宅ローン金利優遇割」が用意されている点も特徴です。

auじぶん銀行は住宅ローン業界において、低金利、安心、利便性を兼ね揃えており、人気の銀行です。

auじぶん銀行の手厚い団信

前述のとおり、auじぶん銀行には、がん50%保障団信という魅力的な団信があります。現在のがん50%保障団信は、がんと診断されるとローン残高の50%が保障されることに加えて、急性心筋梗塞・脳卒中、肝疾患・腎疾患という4つの疾病に対する保障や、すべての病気・ケガで入院が継続180日以上となった場合に残高が全額保障される全疾病保障も付いています。がん以外の長期療養のケースまで広くカバーしてくれる点は安心だと思います。

auじぶん銀行には、がん50%保障団信の他に、がん100%保障団信、がん100%保障団信プレミアム、ワイド団信などもあります。これらの団信には、死亡・高度障害時に残債が完済される保障の他に、下記に記載のさまざまな保障が付いています。なお、保障を最小限にして金利の低さを優先したい方向けに、特約を付けない「一般団信限定金利」のプランも用意されています。

がん100%保障団信

がん100%保障団信は、がんと診断されると残債がすべてなくなる団信です。残債が半分になるのと、完全になくなるのとでは、経済的な負担は全く異なりますので、がん100%保障団信を選ぶ人はいます。がん100%保障団信に加入する場合は、金利が年0.05%上乗せされます。がん診断で残高が全額保障される団信としては、業界でも低水準の上乗せ幅です。

がん100%保障団信プレミアム

がん100%保障団信プレミアムには、がん診断時の残債100%保障に加えて、急性心筋梗塞・脳卒中、肝疾患・腎疾患に対する100%保障や各種給付金特約がセットされています。上乗せ金利は年0.15%です。

ワイド団信

上記のがん団信は、借入時50歳以下の人が対象です。51歳以上の人は保障が死亡・高度障害等に限定される一般団信に加入するのが通常です。ただ、持病や病歴を理由に一般団信に加入できない人は、ワイド団信なら加入できるかもしれません。ワイド団信は、高血圧症、糖尿病、肝機能障害などがあり、なかなか団信の審査に通らなかった人も対象にした団信です。ワイド団信に加入の場合は、上乗せ金利は年0.3%必要です。

金利の選択は慎重に

変動金利か固定金利かを迷ったときに助け舟となるのがミックスローンです。だからといって気軽に選択するのは危険です。住宅ローンの返済期間は長期に渡るため、「ミックスローンを選ばなければよかった」というケースもあり得るからです。

もし、そのような心変わりが生じた場合は、通常は「借り換え」を選択するものですが、auじぶん銀行で住宅ローンを借りている方は、借り換えの選択肢は取りにくいと考えた方が良さそうです。なぜなら、先述のとおり同行の住宅ローンはかなり好条件だからです。

例えば、「ミックスローンの固定金利部分を変動金利に変えたい」といった場合、金利の高い金融機関で住宅ローンを借りているのであれば、auじぶん銀行のような低金利の銀行に借り換えることでメリットが享受できる可能性があります。総返済額や毎月の返済額が下がることが期待できるということです。

しかし、auじぶん銀行で住宅ローンを借りている場合は、借り換えで明確に金利を下げられる先は限られるでしょう。借り換えには、事務手数料や登記関連費用がかかるので、一定以上借入金利が下がらないと総支払額を下げる効果が生まれません。

auじぶん銀行の住宅ローンは、好条件なだけに、借り換えという選択肢を取れる可能性は低いものだと考え、金利プランを選ぶようにしましょう。

まとめ

本記事更新時点(2026年6月)では、日本銀行の利上げが段階的に進み、政策金利は約30年ぶりの水準である0.75%程度となっています。今後の利上げペースは経済・物価情勢次第ですが、「金利は上がらない」という前提で住宅ローンを組める時代ではなくなりました

このように住宅ローン金利の上昇が現実のものとなっている局面では、変動金利の低さと固定金利の安定を組み合わせられるミックスローンは、有力な選択肢の1つになるでしょう。

なお、金利タイプの組み合わせだけでなく、諸費用や団信の中身で比較する視点も大切です。例えばSBI新生銀行の住宅ローンは、保証料・一部繰上返済手数料が0円で、事務手数料は定率型・定額型から選べるなど諸費用面の分かりやすさに特徴があり、店舗相談とオンライン手続きの両方に対応しています。auじぶん銀行と合わせて比較候補に入れてみる価値があるでしょう。

(参考・出典) auじぶん銀行の住宅ローンについて

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この記事を書いた専門家(フィナンシャルプランナー)
遠藤功二(フィナンシャルプランナー)


遠藤功二(えんどう こうじ)

1級FP(1級ファイナンシャルプランニング技能士)

CERTIFIED FINANCIAL PLANNER、経営管理専攻修了(MBA)

三菱UFJモルガンスタンレー証券、オーストラリア・ニュージーランド銀行にて延べ1,000人以上の顧客の資産運用アドバイスを担当。 現在は独立系FPとして、投資に限らずライフプランニング、保険、住宅などの幅広い分野で相談、講演、執筆業務に携わる。

住宅ローンで借りたお金を返す方法の1つに「ボーナス払い」があります。ボーナス払いとは、年に数回、毎月の返済金額に一定の金額を上乗せして返済する方法です。

この記事では、「auじぶん銀行の住宅ローンでボーナス払いは選択できるか」という点やボーナス払いに関する基本を解説しています。これからauじぶん銀行の住宅ローンの申し込みを考えている人で、ボーナス払いの利用を考えているようであれば、この記事の内容を参考にしていただければと思います。

まず、結論から申し上げるとauじぶん銀行の住宅ローンではボーナス払い(半年毎増額返済)を選択できます。(2026年6月時点)

ところで、そもそもボーナス払いという支払い方法自体は合理的なのでしょうか。この記事の中では住宅ローンのボーナス払いのメリット・デメリット、そして気をつけておくべきポイントをauじぶん銀行で住宅ローンを借りる場合を例に解説します。

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