住宅ローン

PayPay銀行 住宅ローンのキャンペーン、キャッシュバック情報

PayPay銀行のロゴ

Paypay銀行の住宅ローン

進化し続けるサービスと最新キャンペーン情報

PayPay銀行は、もともと「ジャパンネット銀行」として2000年に設立された、日本初のインターネット専業銀行です。その後、キャッシュレス決済の普及と連動する形で2021年に「PayPay銀行」へと名称を変更し、デジタル金融の先駆者としてサービスを拡充してきました。

住宅ローンの提供を開始したのは2019年7月で、ネット銀行としてはやや後発ながらも、業界最安水準の変動金利を武器に急速に存在感を高めました。サービス開始当初は、金利の安さを前面に押し出し、疾病保障は有料オプションという位置付けでした。

しかし、時代のニーズに応える形で保障内容も進化。2024年以降はさらに「超サポ団信」や「ペア連生団信」といった新たな保険商品も登場。万が一に備えられる体制が強化され、金利だけでなく保障面でも魅力的な住宅ローン商品へと変化しています。

キャッシュバックキャンペーンも充実!最大40万円の実績も

PayPay銀行では、定期的に住宅ローン向けキャッシュバックキャンペーンを実施しており、過去には最大40万円が還元される大型キャンペーンが開催された実績もあります。

こうしたキャンペーンには「事前エントリー必須」や「一定の借入額以上」などの条件が設定されるケースが多いため、必ず最新のキャンペーン情報を公式サイトなどで確認してから申し込みましょう。

なお、2025年9月時点でも、変動金利型住宅ローンを対象とした金利引き下げキャンペーンが継続中です。金利の優遇幅や適用条件は都度見直されることがあるため、最新情報のチェックが重要です。

 

最新のキャンペーン情報を確認してみる

PayPay銀行 住宅ローンの特徴は?

  • 業界内でも際立つ低金利
  • ネット完結で来店不要で契約可能
  • がん100%保障団信は金利上乗せがわずか年0.15%で利用可能
  • 超サポ団信で手厚い保障を実現(自然災害や失業も保障)
  • ワイド団信にも対応
  • 電子契約に対応し、収入印紙が不要に
  • 個人事業主や家族経営の会社の経営者には別商品を提供
  • ペアローン・収入合算にも対応し共働き世帯に優しい
  • 2億円までの融資に対応
  • ペアローン向けの連生団信を取り扱いがん経験者もがん疾病保障付き団信を利用可能(一定の条件あり)
  • 50年ローンに対応
PayPay銀行の住宅ローン

PayPay銀行 住宅ローンのキャンペーン、キャッシュバック動向・推移

PayPay銀行では、年末年始(12月〜1月)夏のボーナスシーズン(7月前後)を中心に、住宅ローンの新規借入や借り換えを対象としたキャンペーンを定期的に開催しています。キャンペーンの内容は時期によって異なりますが、主に次のような特典が用意されています。

・借り換え契約で現金キャッシュバックが受けられる特典
・条件達成でPayPayポイントが付与される還元型キャンペーン
・金利引き下げや事務手数料の優遇など期間限定の優遇施策
・PayPayカードや口座利用との連携で特典が拡大するプログラム

PayPay銀行の住宅ローンは、申し込みから契約までをすべてネット完結で行える利便性の高さが特長です。こうした季節キャンペーンを活用すれば、実質的なコストを抑えつつ有利な条件で借り入れができる点も大きな魅力となっています。

特に2025年は金利上昇局面が続く中、借り換えニーズが高まっており、PayPay銀行もそれに合わせてキャンペーン内容を強化する傾向が見られます。今後も年末や新年度に向けて、新しい特典や優遇が発表される可能性が高いため、公式サイトで最新のキャンペーン情報を定期的にチェックすることをおすすめします。

 

 

期間 キャンペーン内容
2024年12月2日(月)~2025年3月14日(金)  新規借入・借り換えの変動金利引き下げ
2024年7月1日(月)~2024年9月17日(火) 新規借入・借り換えの変動金利引き下げ
2023年12月1日(金)~2024年3月12日(火) 変動金利引き下げ
2022年12月1日(木)~2023年3月31日(金) 変動金利引き下げ(新規限定)
2022年12月1日(木)~2023年2月28日(火) 変動金利引き下げ(借り換え限定)
2022年7月1日(金)~2022年9月30日(金) 変動金利引き下げ(借り換え限定)
2022年1月4日(火)~ 2022年3月31日(木) 住宅ローン借入額の0.2%をキャッシュバック
2021年7月1日(木)~2021年9月30日(木) 2,000万円以上の借り入れでもれなく1万円をキャッシュバック

PayPay銀行の住宅ローンのキャンペーン情報はこちら

【2025年最新】SBIアルヒのキャンペーンコードを手に入れる方法とは?

ARUHI

この記事では、SBIアルヒのフラット35に申し込む際、事前審査画面で表示される「キャンペーンコード」はどのように入手できるのか、また実際に入手する方法が存在するのかについて解説します。

SBIアルヒは、住宅金融支援機構が提供する「フラット35」の取り扱い金融機関として、長年にわたり業界トップクラスの融資実績を誇っています。頻繁にキャンペーンを実施するタイプの金融機関ではありませんが、低金利と全国に広がる店舗網、そして対面サポートの充実により、多くの利用者から高い信頼を得ています。

2024年後半以降、日本の住宅ローン市場は大きな転換期を迎えました。これまで超低水準で推移してきた変動金利タイプにおいても引き上げが始まり、住宅購入希望者や借り換えを検討する層の間で「今のうちに金利を固定したい」という動きが強まっています。その結果、フラット35をはじめとする固定金利型の住宅ローンが再び注目を集めています。

中でもSBIアルヒは、安定した金利設定と対面による丁寧なサポート体制が評価され、長期にわたって安心して返済できる金融機関として高い人気を維持しています。店舗での相談や「ARUHIダイレクト」などのオンライン申し込みも充実しており、初めて住宅ローンを利用する人にも利用しやすい環境が整っています。

なお、SBIアルヒの「キャンペーンコード」については、現在、特定のプロモーションや限定キャンペーンを経由した場合にのみ入力欄が表示される仕様になっており、一般公開されているコードは存在しません。つまり、公式に案内されていない限り、個別に「キャンペーンコード」を入手する方法はありません。

ただし、キャンペーンは時期によって突発的に実施される場合もあり、金利優遇や手数料割引などが適用されることがあります。申込を検討している方は、事前審査前に必ずSBIアルヒの公式サイトで最新のキャンペーン情報を確認しておくことをおすすめします。

特に2025年以降は金利上昇基調が続いており、フラット35のような「全期間固定型ローン」は家計の安定を重視する層にとって一層重要な選択肢となっています。子育て世帯や定年までの返済計画を明確に考えている方にとって、今のうちに固定金利で借りる判断は、長期的なリスク回避につながる可能性が高いでしょう。

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【2025年11月最新】SBI新生銀行の住宅ローンの請求コードをゲットする方法は?連絡欄も

新生銀行

このページでは、SBI新生銀行の住宅ローンを申し込む画面の途中に出てくる「ご請求コード」と「連絡欄」について解説しています。

※「ご請求コード」の入手方法や利用方法について2025年11月5日時点の調査結果で解説しています。

住宅ローンのキャンペーンに関する注意点

SBI新生銀行は、住宅ローンのキャンペーンを頻繁に開催している銀行の1つです。キャンペーンを頻繁に開催してはいますが、当サイトも、キャンペーン実施状況を毎日チェックしているわけではないので新たなキャンペーンを見逃してしまう可能性もあります。

今月、当サイトが調べた時点では確認できませんでしたが、請求コードの入力が必要なキャンペーンが急遽スタートしている可能性もありますので最新のキャンペーン情報をこちらのページや以下の公式サイトから確認しておくようにしてください。

最新キャンペーンの確認はこちら

※当サイトが確認した限りでは、最近は「誰でも参加可能」で「ご請求コードの入力」が必要なキャンペーンを実施している事実は確認できていません。ただし、過去に請求コードを入力が必要なキャンペーンを行っていたことはありますので引き続き注意が必要です。

請求コードの入力欄はどこ?

SBI新生銀行のご請求コード

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住信SBIネット銀行の住宅ローンのキャンペーンコード/2025

住信SBIネット銀行のロゴ

ネット銀行の中でも住宅ローンの貸出の実績が豊富で、ネット銀行だけでなく国内全ての銀行の中でもトップレベルで住宅ローンを貸し出している銀行に成長しているのが住信SBIネット銀行です。

住信SBIネット銀行の住宅ローンはこれまでの累計で12兆円を超える融資を行ってい突破。今も順調に住宅ローン利用者を増やしています。

インターネット経由だけでなく、SBIマネープラザや、自社のローンプラザなどの店舗、また、不動産業者(デベロッパー)との提携も強化しており、幅広いチャネルで積極的に住宅ローンを販売しています。

また、2025年10月にはNTTドコモグループ入りし、「d NEOBANK」という新しいブランドを発表しました。今後、ドコモやNTTサービスとの連携に期待ができそうです。

住信SBIネット銀行では定期的に金利引き下げやキャッシュバックを行う住宅ローンのキャンペーンを頻繁に実施しています。キャンペーンコードの入力が必要なキャンペーンを実施する可能性もあります。

2025年11月5日に当サイトの編集部が確認した限りでは、住信SBIネット銀行の公式サイトではキャンペーンコードを入力する必要がある住宅ローンのキャンペーンの実施は確認できませんでした。

2024年10月に続き、2025年4月にも住信SBIネット銀行をはじめとするネット銀行が変動金利の引き上げを実施しました。
低金利と充実した疾病保障で人気を集めていた住信SBIネット銀行ですが、変動金利を据え置いたSBI新生銀行と比較すると、今回の引き上げにより相対的に金利に割高感が出てきています。

auじぶん銀行や住信SBIネット銀行など、ネット銀行を象徴する存在が相次いで金利を引き上げたことで、「ネット銀行=低金利」という常識が徐々に崩れつつあると言ってもよいでしょう。

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auじぶん銀行のau金利優遇割を徹底解説(UQモバイルやpovoは対象?)

この記事を書いた専門家(フィナンシャルプランナー)
遠藤功二(フィナンシャルプランナー)


遠藤功二(えんどう こうじ)

1級FP(1級ファイナンシャルプランニング技能士)

CERTIFIED FINANCIAL PLANNER、経営管理専攻修了(MBA)

三菱UFJモルガンスタンレー証券、オーストラリア・ニュージーランド銀行にて延べ1,000人以上の顧客の資産運用アドバイスを担当。 現在は独立系FPとして、投資に限らずライフプランニング、保険、住宅などの幅広い分野で相談、講演、執筆業務に携わる。

この記事ではauじぶん銀行の住宅ローンをおトクな金利で借りることができるau金利優遇割について解説しています。

auじぶん銀行の住宅ローンに戸惑いの声!?
auじぶん銀行の住宅ローンへの反応

上の画像は、2025年4月にSNS「X」で話題となったauじぶん銀行の住宅ローン利用者の声を示したものです。auじぶん銀行は以前まで「業界最低水準」の金利で多くの利用者を集めていましたが、最近では周囲の銀行よりも急速に金利を引き上げたため、戸惑いや困惑の声が目立っている様子がわかります。金利引き上げから数か月経過して困惑の声そのものは減ってきていますが、時間の経過と共に利用者が”あきらめた”、”慣れてしまった”と言えそうです。

一方、現在特に注目されているのがSBI新生銀行の住宅ローンです。同銀行は金利の上昇幅を比較的小さく抑えているため、他行と比べて相対的に魅力が増し、関心を集めています。住宅ローンを検討する際は、各銀行の最新動向を常に把握することが大切です。注目度の高い銀行の金利状況や特徴的な商品性は、必ずチェックするようにしましょう。

SBI新生銀行の住宅ローンの金利

SBI新生銀行の住宅ローンの最新情報はこちらから

はじめに

「au金利優遇割」は、2021年3月1日に提供が始まった制度で、auのスマホなど通信サービスを契約しているユーザーがauじぶん銀行の住宅ローンを利用する際に、特別な金利割引を受けられる仕組みです。この制度は「住宅ローン金利優遇割」という、より広い範囲を対象にした優遇サービス群の中のひとつに位置付けられています。

具体的には、auじぶん銀行の住宅ローンとau回線、さらにじぶんでんきをセットで利用すると、住宅ローンの金利が最大年0.1%引き下げられます。長期にわたる返済を考えると、この0.1%の差が総返済額に大きな影響を与える可能性があるため、軽視できません。

さらに、J:COM NET優遇割、J:COM TV優遇割、コミュファ光優遇割といった他の割引サービスも用意されており、対象となるインターネットやテレビサービスを追加契約することで金利優遇幅を拡大することが可能です。これらは適用条件を満たしてから3か月後に優遇が始まり、J:COM NET優遇割とJ:COM TV優遇割については戸建住宅が対象となります。

注意点として、じぶんでんきは提供エリアが限られており、地域によっては利用できないケースがあります。また、各サービスの申し込みや解約のタイミングによって、優遇が途中から適用されたり、逆に対象外になることがあります。なお、必ずしも住宅ローンと同時に申し込む必要はありません。

住宅ローンは借入額が大きく、返済期間も数十年に及びます。わずか年0.1%の違いでも、総支払額には数十万円単位の差が出ることがあります。au金利優遇割を活用する際には、自分が条件を満たせるかどうかを確認し、特にUQモバイルやpovo(1.0/2.0)を利用している方は適用条件を事前にしっかり確認しておくことが大切です。

 

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auじぶん銀行などのネット銀行の住宅ローンのつなぎ融資

auじぶん銀行のつなぎ融資

この記事では、auじぶん銀行の住宅ローンを検討する際に、見落とされがちな審査の着眼点や商品性の落とし穴について触れ、表面的な人気や高評価に惑わされずに判断するための視点を整理します。

auじぶん銀行の住宅ローンは、累計融資実行額がすでに5兆円を超え、多くの利用者から選ばれてきました。低水準の金利や手厚い団体信用生命保険、さらにau経済圏を活用した金利優遇サービスといった点が、高い満足度につながっているのは確かです。

ただし、優遇金利を受けるには条件が細かく設定されています。携帯電話や電気、インターネット、テレビといった指定サービスの利用が前提となる場合も多く、最大年0.15%の優遇が適用される一方で、開始時期がずれたり、返済期間が長くなると逆に金利が上乗せされるケースも存在します。また、事務手数料は借入金額の2.20%(税込)と高めで、審査の結果によっては保証付き金利プランが提示され、表面上の金利と実際の負担が異なることもあります。

人気商品だからといって、審査が甘くなるわけではありません。年収や勤続年数、他の借入状況、自己資金比率、物件評価などを総合的に判断され、希望額通りに借りられないこともあります。さらに、団信には免責条件や年齢制限があり、ペアローンを利用する場合には上乗せ金利や税務上の扱いまで確認が必要です。

要するに、誰にとっても「理想の住宅ローン」になるわけではないということです。優遇条件を満たせるか、返済期間の設定が総支払額にどのように影響するか、団信オプションの費用対効果、そして自分が審査を通過できるかを冷静に見極めることが欠かせません。数字の良さだけに惹かれず、必ず条件欄の細部や注意書きを確認し、最終的には実際の適用金利と総返済額で判断することが重要です。

auじぶん銀行の住宅ローンはつなぎ融資利用時も借り入れ可能

auじぶん銀行は自社でつなぎ融資は提供していませんが、つなぎ融資を提供している金融機関を紹介してくれます。他の金融機関でつなぎ融資を利用して、家が完成してからauじぶん銀行の住宅ローンを利用することができます。

注文住宅を建てる際の資金計画は、建売住宅やマンションの購入に比べて格段に複雑です。土地の購入から建築の着工、中間金の支払い、そして引き渡しに至るまで、いくつもの段階で支払いが発生するため、事前に全体の資金の流れを明確にしておく必要があります。

一般的な住宅ローンは、完成した建物を担保として引き渡し時に融資が実行される仕組みです。そのため、家が完成する前に必要となる土地代や建築費の一部は、別の方法で資金を準備しなければなりません。

こうした建築途中の支払いに対応するために利用されるのが「つなぎ融資」です。つなぎ融資は、住宅ローンが実行されるまでの間に必要な資金を一時的に借り入れ、建物完成後に本融資(住宅ローン)で一括返済する仕組みです。土地の決済金や着工金、中間金の支払いなど、自己資金だけでは対応が難しい局面で活用されます。

また、工事の進行に合わせて住宅ローンを段階的に実行する「分割融資」という方法もあります。こちらはつなぎ融資を利用せずに済むケースもありますが、金融機関によって対応可否が異なります。

特にネット銀行では、つなぎ融資や分割融資に対応していないことが多く、注文住宅を検討している人にとっては重要な確認ポイントとなります。金利の低さだけで住宅ローンを選んでしまうと、いざ支払い段階になって資金繰りに困ることもあるため注意が必要です。

さらに、つなぎ融資の金利は通常の住宅ローンよりも高めに設定される傾向があり、工期が延びるほど利息負担も増加します。融資回数や利用期間に制限が設けられているケースも多いため、建築スケジュールと資金計画を密接に連動させておくことが欠かせません。

注文住宅では、「いつ、どの段階で、いくら支払うのか」を事前に整理し、つなぎ融資や分割融資を含めた全体の資金計画を立てることが、無理のない家づくりにつながります。住宅ローン選びの段階から、金融機関に「つなぎ融資の対応状況」「融資条件」「利息発生のタイミング」などを具体的に確認しておくことが大切です。

それではつなぎ融資の仕組みと具体的な銀行の選び方について解説していきます。

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auじぶん銀行の住宅ローンの疾病保障付きの団信を徹底解説

auじぶん銀行の疾病保証付き住宅ローン

住宅ローンの団信とは?

この記事ではauじぶん銀行の住宅ローンの団体信用生命保険(団信)について解説しています。

団信とは、住宅ローンの債務者(住宅ローンを借りている人)が亡くなった場合などに、住宅ローンの残債が保険金で返済される生命保険のことです。「その銀行の住宅ローンを利用する人」を1つの団体として加入することから、団体信用生命保険、と呼ばれています。

一般的に、住宅ローンを利用する人は団体信用生命保険(団信)への加入が必要です。

今の時代の住宅ローンの場合、団信の保険料は銀行が負担するので私たちが保険会社に直接保険料を支払うケースはほとんどありません。

※住宅ローンの利息の一部が団信保険料に充てられるだけなので、実質的には私たちが負担していることに違いはありませんが。

団信は私たち住宅ローンの利用者が保険会社と契約して加入するものですが、私たちが団信に加入することは、銀行にも住宅ローンの返済が滞納するリスクを回避できるメリットがあります。住宅ローンを借りる側にとっても、家族や遺族にマイホームを残しながら、住宅ローンを残さずに済むというメリットがあります。

疾病保障を利用する目的は?

次に住宅ローン/団信の疾病保障サービスについて解説していきます。

住宅ローンの団信に疾病保障をセットする目的は、住宅ローンを返済中に大きな病気にかかったり、交通事故などよるケガに備えることです。

一般的な保険で言えば、生命保険に加えて、就業不能保険や医療保険を追加することです。そう考えるとわかりやすいと思います。

つまり、疾病保障は、命に関わるほどではない病気やケガなどでも、所定の条件を満たした時に保険金が支払われる保険で、その保険金を住宅ローンの返済に充当されて返済がされる商品です。

生命には危険は及ばなくとも、病気やケガで困っている時に、住宅ローンの残高を0円にしたり、半分にしたりすることができることで安心感が増すのは言うまでもないでしょう。

疾病保障を利用することで、将来、大きな病気やケガにあって収入が減った時に、住宅ローンの返済に困らずに済む可能性を高められます。

疾病保障を住宅ローン(団信)にセットすることは、安心して住宅ローンを組むための一つの方法です。

ただし、疾病保障を充実させようとすると費用負担が大きくなるので、保険料が発生することが多いため、家計の状況やコストとリスクのバランスを考慮検討することが重要です。

auじぶん銀行について

また、auじぶん銀行は大手銀行と大手通信サービス企業が共同で出資して2008年6月に誕生したネット銀行です。

銀行口座数は2010年5月に100万、2015年に200万、2020年に400万、2022年には500万、2024年には600万を突破し、その後も順調に利用者を増やしています。

住宅ローン融資実行額も2020年9月に1兆円、2022年3月に2兆円、2023年5月に3兆円、2023年10月に3兆5,000億円、2024年3月に4兆円、2024年6月に4兆5,000億円、2024年11月に5兆円を突破しています。このペースはネット銀行の歴史の中で最速ペースで、今も急激な勢いで住宅ローンの利用者を増やしています。

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auじぶん銀行の住宅ローンはペアローンや収入合算に対応している?

auじぶん銀行の住宅ローン(ペアローン)

夫婦や親子といった親族2人の収入を活かして住宅ローンを組む方法には、「ペアローン」と「収入合算」の2つがあります。どちらも借入可能額を増やし、より理想的なマイホームを購入しやすくするための仕組みです。審査では2人分の収入を合算して返済能力を判断するため、単独では難しい金額の借入も実現しやすくなります。

ただし、収入を合算できるからといって、家計の負担を超える借入は避けるべきです。住宅ローンで最も重要なのは「いくら借りられるか」ではなく「どのくらい無理なく返せるか」です。ここを誤ると、後々の生活設計に支障をきたすことになりかねません。

ペアローンは、夫婦や親子がそれぞれ別々に金融機関と契約を結ぶ形です。双方の収入をもとに審査され、物件も共同名義で登記されるため、資産と返済責任を平等に共有する仕組みになります。借入額を大きくできるというメリットがある一方で、契約手続きが2件分となるため事務手続きが煩雑になり、将来の離婚や相続などの際に処理が複雑になるリスクもあります。

一方の収入合算は、親子や配偶者などの同居家族の収入を合算して、代表者1人の名義で住宅ローンを契約する方法です。この場合、返済能力を高く見せられるため借入上限を伸ばせますが、返済責任は主たる契約者にのみ発生します。合算者が連帯保証人になるケースも多く、形式上の責任分担がペアローンとは異なる点に注意が必要です。

どちらの方法も審査上は有利に働く可能性がありますが、最終的に重視すべきは返済計画の現実性です。特に初めて住宅ローンを利用する人の多くは、「ペアローンと収入合算の違いが分からない」という段階から検討を始めます。その際は、まず金利や付帯保障の条件を比較するのが理解しやすいアプローチです。

近年はネット銀行を中心に、低金利かつ保障内容が充実した住宅ローンが増えています。中でもauじぶん銀行は、店舗を持たずにすべての手続きがウェブ上で完結するという利便性が強みです。対面相談はできませんが、申し込みから契約までスピーディーに進められるため、忙しい共働き世帯や遠方在住者にも向いています。

auじぶん銀行のペアローンや収入合算の仕組みを理解しておくことで、他の銀行との違いを明確に比較でき、自分たちの収入構成に合った最適なローンプランを見つけやすくなるでしょう。

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auじぶん銀行の住宅ローンをデメリットまで徹底解説!

この記事を書いた専門家(フィナンシャルプランナー)
遠藤功二(フィナンシャルプランナー)


遠藤功二(えんどう こうじ)

1級FP(1級ファイナンシャルプランニング技能士)

CERTIFIED FINANCIAL PLANNER、経営管理専攻修了(MBA)

三菱UFJモルガンスタンレー証券、オーストラリア・ニュージーランド銀行にて延べ1,000人以上の顧客の資産運用アドバイスを担当。 現在は独立系FPとして、投資に限らずライフプランニング、保険、住宅などの幅広い分野で相談、講演、執筆業務に携わる。

インターネットとスマートフォンが普及し、パソコンやスマートフォンで銀行取引を行うのが当たり前の時代になりました。すでに住宅ローンはスマホで申し込むのが当たり前の時代と言えます。
さらに時代は進み、すでにAIを利用した住宅ローン審査も定着しています。そうした時代の流れもあって、今、ネット銀行で住宅ローンを借りる人が急激に増えました。

例えば、auじぶん銀行はメガバンクに匹敵する金額の住宅ローンの新規貸し出しを行っています。

一般的に、店舗を持たないネット銀行は銀行サービスを提供するための店舗費や人件費と言った経費がかかりにくいので、その分、預金やローンの金利を良い条件で提示できるとされています。実際、住宅ローンも、ネット銀行は手数料や金利などの諸条件が対面型の銀行よりも有利な傾向があります。

たしかに、ネット銀行の住宅ローンは、金利やサービスなどの融資条件が有利ですが、ネット銀行の住宅ローンはけっして万能な住宅ローンというわけでありません。どんな住宅ローンにもメリットやデメリットが存在するように、ネット銀行の住宅ローンにもデメリットがあります。

もちろん、ネット銀行の住宅ローンの中でも人気が高いauじぶん銀行の住宅ローンは、様々な住宅ローンの人気ランキングでも上位で、デメリットよりもメリットが上回っていると言えます。実際、住宅ローンの残高も順調に増えていて実際に利用している方が非常に多い住宅ローンです。

それでもデメリットや注意点は必ず存在しています。

この記事では、ネット銀行の中でも比較的人気の高いauじぶん銀行について、デメリットや落とし穴になりそうなポイントを中心に解説したいと思います。こちらのサイトでもより詳しくデメリットを解説しているので合わせて参考にしてください。

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auじぶん銀行の住宅ローンでオーバーローンは可能?

低い金利と将来の病気やケガに備えることができる疾病保障サービスに加えて、住宅ローンを借りた後の口座の利便性も高いことから、幅広い利用者から人気を集めているのがauじぶん銀行の住宅ローンです。

この記事では、auじぶん銀行の住宅ローンでいわゆる”オーバーローン”の状態で住宅ローンを借りることができるのかを解説しています

(なお、この記事の中では、オーバーローンという言葉の定義を「マイホームの売買価格・建築価格以上の住宅ローンを借りること」として解説しています。)

※auじぶん銀行の住宅ローンの特徴や最新キャンペーンの実施状況はこちらのページを参考にしてください。

結論として、auじぶん銀行の住宅ローンは実質的にオーバーローンに対応しています。無条件に物件価格を超えた金額を借りられるわけではありませんが、住宅ローンの事務手数料や不動産会社への仲介手数料など、数十万円から数百万円の諸費用を住宅ローンの借入額に含めることが可能なため、最終的に住宅価格以上の金額を借りることができる仕組みになっています。

例えば、auじぶん銀行の住宅ローンでは、家具や家電の購入資金を住宅ローンに含めることは公式には認められていません。個別の交渉次第では認められる可能性もゼロではありませんが、公表されていない以上、家具・家電購入費用を住宅ローンで借りるのは難しいでしょう。一方、「引っ越し費用」や「不動産仲介手数料」、「住宅ローンの融資事務手数料」といった諸費用については、住宅ローンの借入額に含めることができます。

auじぶん銀行の住宅ローンに戸惑いの声!?
auじぶん銀行の住宅ローンへの反応

上の画像は、2025年4月にSNS「X」で話題となったauじぶん銀行の住宅ローン利用者の声を示したものです。auじぶん銀行は以前まで「業界最低水準」の金利で多くの利用者を集めていましたが、最近では周囲の銀行よりも急速に金利を引き上げたため、戸惑いや困惑の声が目立っている様子がわかります。金利引き上げから数か月経過して困惑の声そのものは減ってきていますが、時間の経過と共に利用者が”あきらめた”、”慣れてしまった”と言えそうです。

一方、現在特に注目されているのがSBI新生銀行の住宅ローンです。同銀行は金利の上昇幅を比較的小さく抑えているため、他行と比べて相対的に魅力が増し、関心を集めています。住宅ローンを検討する際は、各銀行の最新動向を常に把握することが大切です。注目度の高い銀行の金利状況や特徴的な商品性は、必ずチェックするようにしましょう。

SBI新生銀行の住宅ローンの金利

SBI新生銀行の住宅ローンの最新情報はこちらから

オーバーローンは当たり前の時代に?

”住宅ローンをオーバーローンで借りる”

この言葉をそのまま受け取ると”悪いことをしている”のような印象を受けますが、今の日本の住宅ローン業界においては、不動産会社や銀行に支払う手数料や引っ越し資金、家具や家電のお金も住宅ローンの中に組み込めるのが常識になってきています。

つまり、”銀行が定める条件や資金使途であれば、オーバーローンで住宅ローンを借りるのは普通のこと”です。

様々な銀行が、正式なサービスとして各金融機関が諸費用の借り入れを可能としているぐらいなので、多くの人が住宅価格以上の金利を無意識にオーバーローンの状態で利用しています。

(オーバーローンとは、「住宅の価格(価値)<住宅ローンの借り入れ金額」になることなので、住宅購入や建築費用だけでなく、リフォームや家具・家電の購入費用、登記費用、仲介手数料、消費税等、住宅購入に関連する諸経費を住宅ローンに含んだ時点でオーバーローンです。)

オーバーローンにはメリットもあればデメリットもある

オーバーローンを活用する最大の魅力は、自己資金をほとんど使わずにマイホームを取得できることにあります。住宅購入時の諸費用や引っ越し費用、家具・家電の購入費用までまとめて借りられるため、手元資金を別の目的に温存できるのが大きな利点です。

また、住宅ローンは他のローンより金利が低水準であることが多いため、マイカーローンやリフォームローンなど高金利の借り入れをまとめて一本化することで、毎月の返済負担を抑えられるケースもあります。最近は物価高騰や住宅価格の上昇で自己資金を貯めづらい人が増えており、オーバーローンを利用する層も確実に拡大しています。

一方で、オーバーローンは「借りすぎ」のリスクをはらむのも事実です。住宅価格を超える金額を借り入れる以上、当然返済総額は膨らみ、返済期間が長期化する可能性が高くなります。将来的な金利上昇局面では負担がさらに増す懸念も無視できません。

加えて、融資額が物件の担保評価を超えていると、万一売却する際に売却代金だけでローンを完済できない「オーバーローン状態」に陥るリスクがあります。特に近年は金利が上昇基調にあり、住宅ローンの負担増が現実味を帯びています。こうした背景も踏まえ、資金計画を立てる際は「借りられる額」ではなく「返せる額」に着目することが、オーバーローン活用を成功させるカギと言えるでしょう。

オーバーローンの定義に注意

ここでいう「オーバーローン」は「返済能力以上にローンを借りること」ではありません。あくまでも「マイホームの販売価格以上の住宅ローンを借りる」という意味です。

当サイトでは、仮に住宅販売価格以内だとしても、返済能力をオーバーするような住宅ローンの借り入れはおすすめしていません。また、「住宅販売価格を実際の価格より水増しして銀行に申告して住宅ローンを組む違法なオーバーローンもおすすめしません。

住宅ローンの金利が高い時代は、「住宅ローンを借りるならできるだけ自己資金を用意すべき」という考え方が常識でした。住宅ローンの金利が高いと利息負担が大きくなるので、少しでも住宅ローンの残高が少ない状態にして借りないと、利息も増え、トータルの返済額が大きく増えてしまうことがその理由です。

最近は住宅ローンの金利があがりつつありますが、多くの人が利用している変更金利タイプの住宅ローンの金利は相当低いので、住宅ローンの利息負担は小さくなっていますし、住宅ローン控除のような仕組みも充実しているので、自己資金を全く用意しないで家を買ったりするのは当たり前の時代になりました。それどころか、手数料などの諸費用を住宅ローンに含んで、いわゆる”オーバーローン”で住宅ローンを借りる人もいます。

ただし、金利が低くなったと言っても借りる金額が大きくなれば利息額が増えることに違いはないので、少しでも金利が低い住宅ローンを選ぶことは大切ですし、変動金利で借りる場合は将来の金利上昇も視野に入れておく必要がありますし、借入金額をできるだけ少なくするように努力することも大切なことです。

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