2016年2月に日銀が実行したマイナス金利政策は大きな衝撃を経済界や住宅業界に与えました。

連日のようにテレビや新聞などニュースで大きく取り上げられましたし、金利が低下したことで預金金利が低下ました。当時は銀行の収益悪化が問題視され、いまでも問題の1つです。

その一方、住宅ローンでお金を借りる場合には過去最低水準まで低下しているため大きなメリットとして喜ばれてきました。このマイナス金利は日銀が行っている金融緩和政策の1つで、現在はマイナス金利から長短金利操作付き量的・質的金融緩和が行われています。

このマイナス金利を含めた金融緩和政策とはどんなものなのか。そしてそれが住宅ローン金利にどのような影響を与えるのかを考えてみましょう。なお、マイナス金利解除は、「マイナス金利政策」の逆の影響が経済界に波及していくことになります。

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