auじぶん銀行の団信を解説|がん・4疾病50%保障が上乗せ0円

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住宅ローンの団信で家計と住まいを守るイメージ

住宅ローンの団信とは?

この記事ではauじぶん銀行の住宅ローンの団体信用生命保険(団信)について、保障の中身・上乗せ金利・年齢条件を基礎から順に整理して解説します。

団信とは、住宅ローンの債務者(住宅ローンを借りている人)が亡くなった場合などに、住宅ローンの残債が保険金で返済される生命保険のことです。「その銀行の住宅ローンを利用する人」を1つの団体として加入することから、団体信用生命保険、と呼ばれています。

一般的に、住宅ローンを利用する人は団体信用生命保険(団信)への加入が必要です。auじぶん銀行でも、住宅ローンを借りる際は団信への加入が必須とされています。

今の時代の住宅ローンの場合、団信の保険料は銀行が負担するので私たちが保険会社に直接保険料を支払うケースはほとんどありません。

※住宅ローンの利息の一部が団信保険料に充てられるだけなので、実質的には私たちが負担していることに違いはありませんが。

団信は私たち住宅ローンの利用者が保険会社と契約して加入するものですが、私たちが団信に加入することは、銀行にも住宅ローンの返済が滞納するリスクを回避できるメリットがあります。住宅ローンを借りる側にとっても、家族や遺族にマイホームを残しながら、住宅ローンを残さずに済むというメリットがあります。

疾病保障を利用する目的は?

住宅ローンの団信に疾病保障をセットする目的は、返済期間中に大きな病気や思いがけない事故に見舞われた場合でも、住宅ローンの返済が滞らないように備えることにあります。

近年は死亡・高度障害のみを保障する従来型団信に加え、がんや3大疾病、さらには全疾病を対象とする保障まで広がっています。金利が上昇局面にある2026年は、家計の固定費である住宅ローンのリスク管理がいっそう重要になっており、疾病保障の有無・上乗せ金利の水準が住宅ローン選びの大きな比較ポイントになっています。

一般の保険にたとえるなら、生命保険に加えて就業不能保険や医療保険を組み合わせるイメージです。万が一、命に直結しない病気やケガであっても、所定の条件を満たせば保険金が支払われ、その資金が住宅ローン残高の返済に充てられます。

たとえば、がんと診断された時点で残高が半分になる「がん50%保障」や、一定期間の入院が続いた場合に残高がゼロになる「全疾病保障」など、金融機関ごとに仕組みは異なります。auじぶん銀行や住信SBIネット銀行のように、一定の疾病保障を金利上乗せなしで標準付帯するケースもあり、保障内容と金利条件をセットで比較する視点が欠かせません。

生命に危険が及ばなくても、長期療養や休職によって収入が減少すれば、住宅ローンの返済は大きな負担になります。疾病保障によって残高をゼロ、あるいは半分にできれば、家計へのインパクトは大きく変わります。精神的な安心感も小さくありません。

将来の収入減少リスクに備えながらマイホームを取得するという意味で、団信の疾病保障は単なるオプションではなく、住宅ローン設計の中核を担う存在になりつつあります。金利だけでなく、保障範囲、支払条件、年齢制限、金利上乗せの有無まで丁寧に比較することが、後悔しない住宅ローン選びにつながります。

ただし、疾病保障を充実させるほど上乗せ金利という形でコストが発生することが多いため、家計の状況とリスクのバランスを踏まえて検討することが重要です。

auじぶん銀行について

また、auじぶん銀行は大手銀行と大手通信サービス企業が共同で出資して2008年6月に誕生したネット銀行です(現在はKDDIグループ)。

銀行口座数は2010年5月に100万、2015年に200万、2020年に400万、2022年には500万、2024年には600万を突破し、その後も利用者を増やしています。

住宅ローン融資実行額も2020年9月に1兆円、2022年3月に2兆円、2023年5月に3兆円、2023年10月に3兆5,000億円、2024年3月に4兆円、2024年6月に4兆5,000億円、2024年11月に5兆円を突破しています。このペースはネット銀行の歴史の中でも速く、住宅ローンの利用者を大きく伸ばしてきました。

この記事を書いた専門家(フィナンシャルプランナー)
遠藤功二(フィナンシャルプランナー)


遠藤功二(えんどう こうじ)

1級FP(1級ファイナンシャルプランニング技能士)

CERTIFIED FINANCIAL PLANNER、経営管理専攻修了(MBA)

三菱UFJモルガンスタンレー証券、オーストラリア・ニュージーランド銀行にて延べ1,000人以上の顧客の資産運用アドバイスを担当。 現在は独立系FPとして、投資に限らずライフプランニング、保険、住宅などの幅広い分野で相談、講演、執筆業務に携わる。

業績面では、2025年3月期まで経常収益・当期純利益ともに右肩上がりで伸びてきました。参考として、公表されている過去の経常収益と当期純利益は下記の通りです。

auじぶん銀行の業績
経常収益 当期純利益
2025年3月 101,453 14,661
2024年3月 81,602 12,091
2023年3月 66,134 6,493
2022年3月 59,617 5,503
2021年3月 51,077 2,520
2020年3月 43,653 1,889
2019年3月 38,392 1,892
2018年3月 32,140 1,074
2017年3月 28,227 1,803
2016年3月 23,646 1,275

単位:百万円

auじぶん銀行財務情報・ディスクロージャー

なお、従業員数は2025年3月時点で約637名と報じられており、都市銀行・地域銀行・信用金庫と比べるとかなりスリムな体制と言えます。

直近の2026年3月期は一転して大幅減益となりました。報道(時事通信・2026年5月)によれば、単体の当期純利益は前期比68.5%減の46億1,200万円、実質業務純益は53億1,800万円(前期197億8,400万円)、自己資本比率は8.10%です。金利上昇局面では、預金金利など調達コストの上昇が銀行の利ざやに先に効きやすい点は、ネット銀行を評価するうえで押さえておきたい論点です。減益の詳細な要因や最新の決算数値は、公式のディスクロージャー資料でご確認ください。

もっとも、利用者側から見た住宅ローンの商品性(低金利・上乗せなしの疾病保障)は現時点で維持されています。店舗を持たないauじぶん銀行が多くの住宅ローン顧客を取り込めている理由には、金利の低さに加えて、上乗せ金利なしで付く疾病保障がある点が挙げられます。スリムな組織体制ゆえに効率的な銀行経営を実現できていることが、有利な商品提供の背景にあると考えられます。

auじぶん銀行の住宅ローンキャンペーン

現在、auじぶん銀行で住宅ローンのキャンペーンは実施されていません。

auじぶん銀行の住宅ローンの魅力

auじぶん銀行の住宅ローンは、金利の低さと疾病保障が充実した団信を両立している点が特徴です。また、ネット銀行ならではの利便性は、申込時も借り入れ後も高く、忙しい現役世代に適しているといえます。

無料でも手厚い「がん50%保障団信」(がん+4疾病50%+全疾病)

auじぶん銀行のがん団信は「がん50%保障団信」と「がん100%保障団信」に分けられます。

がん(所定の悪性新生物)と診断されたら、がん50%保障団信の場合は残債の50%分の保険金が支給され、がん100%保障団信の場合は残債の100%分の保険金が支給されます。がん50%保障団信は金利上乗せなし(無料)で利用することができます。

2023年7月の団信リニューアル(引受保険会社をライフネット生命保険へ変更)により、この無料の「がん50%保障団信」は、がん診断(50%)に加えて「4疾病50%保障」も標準で付帯するようになりました。具体的には、急性心筋梗塞・脳卒中を発病して所定の状態が続いた場合や所定の手術を受けた場合、また肝疾患・腎疾患で所定の長期入院となった場合に、住宅ローン残高が半分になります。がんを含む5つの疾病に50%の備えができる保障が、金利の上乗せなしで付くのは大きな魅力です。

さらに保障を厚くしたい場合は、金利を年0.050%上乗せすると「がん100%保障団信」に切り替えられます(がんと診断された時点で残高が全額保障されます。ただしこの場合、上記の4疾病50%保障は付帯しません)。がん100%保障に0.200%前後の上乗せを求める金融機関が少なくないことを踏まえると、0.050%はかなり割安な水準です(上乗せ金利は2026年7月時点。最新は公式サイトでご確認ください)。

この2つの疾病保障のどちらを利用するかは多くの方が悩むと思いますが、返済額の差と保障対象となる残債の大きさを確認したうえで、ご自身の考え方を信じて決めると良いでしょう。

がんに備えることができると考えれば、上乗せ金利負担は安いとも言えますが、毎月の返済額の増加が気になる人は、ご自身の仕事や会社の環境を考慮するとよいでしょう。具体的にはがんになることで収入が急激に減少するタイプの職業の方、がんへの備えを万全にしたいという方は、がん100%保障団信を検討しても良いかもしれません。

ちなみに、がんの中でも「皮膚の悪性黒色腫以外の皮膚がん」と「子宮頸がん0期、大腸粘膜内がん、非浸潤がん、食道上皮内がんなどのがん」は軽度ということもあってか、保険金支払いの対象外になることに留意する必要があります。また、責任開始日から90日以内にがんと診断確定された場合も保障の対象外です(いわゆる免責期間)。

がんに対する保障の手厚さを理解すると「がん以外の病気になったら保障はないの?」と不安に思う方は多いと思います。

auじぶん銀行は、そのような不安の声にも応えています。同行のがん団信には、精神障害を除くすべてのケガや病気で入院が31日以上継続した場合に、1か月分の返済額と同額の保険金が支給される「月次返済保障」が付いています。「月次返済保障」は入院状態が続く限り、30日ごとに保険金が支給されるので、事故や病気で長期入院になった際にも住宅ローンの支払いに対する不安はかなり払拭できます。

さらにauじぶん銀行のがん団信には、入院が連続31日となり、その日以後150日継続して入院した場合(合計およそ180日超の入院)に、残債が保険金で精算される「全疾病長期入院保障」も付いています(支払要件の詳細は公式サイトおよび『被保険者のしおり』でご確認ください)。

半年近く入院するような大ケガや大病を患った場合は、後遺症が残ることも想定されます。回復しても、元気な時ほどは仕事に専念できなくなる可能性は否定できません。そのような時でもこの「全疾病長期入院保障」で残債がなくなれば、家計の経済的負担はかなり軽くなります。

各種給付金も受け取れる「がん100%保障団信プレミアム」

auじぶん銀行では金利を年0.150%上乗せすることで「がん100%保障団信プレミアム」を選択することもできます。がん100%保障団信プレミアムは、がん・4疾病を100%保障するほか、診断給付金や入院一時給付金などの各種給付金が手厚くなっているのが特徴です。

3つの団信プランの違いを整理すると、次のとおりです(上乗せ金利・保障内容は2026年7月時点。最新の内容はauじぶん銀行の公式ページでご確認ください)。

団信プラン上乗せ金利主な保障内容
がん50%保障団信(標準)なし(無料)がん診断50%+4疾病(急性心筋梗塞・脳卒中・肝疾患・腎疾患)50%+全疾病長期入院保障(連続31日+150日継続の入院で残高0)+月次返済保障(31日以上の入院)
がん100%保障団信年0.050%がん診断で残高100%保障(※4疾病50%保障は付帯せず)。全疾病長期入院保障・月次返済保障は付帯
がん100%保障団信プレミアム年0.150%がん・4疾病を100%保障+診断給付金・入院一時給付金など各種給付金が充実
一般団信(特約なし)なし(無料)死亡・所定の高度障害のみを保障。2024年12月から、借入時50歳以下で一般団信を選ぶ人向けの「一般団信限定金利」も用意
ワイド団信年0.300%保障内容は一般団信と同じ。持病などで通常の団信に入れない人向けに引受基準を緩和

なお、がん保障が付く各団信は借入時(融資実行時)の年齢が満50歳以下の方が対象です。51歳以上の方は一般団信またはワイド団信を選ぶことになります。

金利上昇局面では「上乗せ金利」の重みが増す

2026年は金利のある世界が本格化しています。日本銀行は2026年6月に政策金利を1.0%程度へ引き上げ、3メガバンクは2026年8月に短期プライムレートを年2.125%→年2.375%へ引き上げると公表しました。短期プライムレートは多くの銀行の変動金利の基準となるため、既存の借入者への反映は各行の基準日(多くは10月1日)を経た秋以降が一般的とされています(反映時期・幅は契約や金融機関により異なります)。

ここで意識したいのが、団信の上乗せ金利は「借入期間中ずっと」効き続けるコストだという点です。基準金利そのものが上がる局面では、0.050%・0.150%という上乗せの絶対額も増えます。たとえば借入3,000万円・35年・元利均等(金利1.0%)の場合、上乗せ0.050%で総返済額はおよそ29万円、0.150%ではおよそ89万円増える計算です(当サイト試算・概算)。「保障を厚くする価値があるか」を、金額に換算して比較するのが失敗しないコツです。

auじぶん銀行の団信に加入したら医療保険を見直す

このようにauじぶん銀行の団信は医療保障が充実しています。では、がん団信に加入すれば、医療保険は不要なのでしょうか。

実は、団信に付いている医療保障と医療保険とでは、保障に違いがあります。

がん団信はあくまでも住宅ローンの残債の1部または全部を減額するためのものです。治療費を給付するものではありません。また、がん団信の保障は住宅ローンの返済中に限定されます。

一方で、医療保険やがん保険の場合は、「終身型」で加入できるものが多くなっています。一般的に年齢が上がるほど、大病を患う可能性は高くなります。医療保険やがん保険は、将来の高額な治療費に備えるという役割があります。

実は、医療保険やがん保険に加入する際に、「子育て中などの、現役の時だけに絞る」という考え方もあります。高齢時までに資産形成をしておけば、老後に保険は不要であるという考え方です。

このような考え方をされる方には、がん100%保障団信プレミアムが合っているかもしれません。がん100%保障団信プレミアムには、診断給付金や入院一時給付金などがあり、医療保険に近い役割を果たすからです。住宅ローンの返済期間中に限定して医療保険的な保障を得ることができます。

いつどれだけの医療保険が必要かを検討し、団信と医療保険をうまく組み合わせられると良いでしょう。

セカンドオピニオンサービス・24時間電話健康相談サービス

上述のがん50%保障団信、がん100%保障団信、がん100%保障団信プレミアムには特典としてセカンドオピニオンサービスや24時間電話健康相談サービスが付いています(サービスの提供内容は変更されることがあります)。

例えばがんの治療方針は病院によって異なることがあります。かかった病院に先進医療自体がないということもあり得ます。「医者から勧められた治療をそのまま採用して良いのか」という不安にかられた際にはセカンドオピニオンサービスを利用すると良いでしょう。

24時間電話健康相談サービスも、体調を崩した時ほど心の支えになってくれると思います。

一般団信・ワイド団信も利用可能

前述のとおり、各がん団信は借入時に満50歳以下の方が対象です。2024年12月からは「借入時50歳以下で一般団信(特約なし)を選ぶ方」向けの一般団信限定金利も用意され、保障よりも金利の低さを優先したい方の選択肢が増えました。同じタイミングで自己資金の割合に応じた金利引き下げも導入されています(適用条件は公式サイトでご確認ください)。

また、持病や病歴がある方は疾病保障付き団信の審査が通らない可能性もあります。健康上または年齢を理由に疾病保障付き団信が利用できない方は、一般団信またはワイド団信を選択することができます。一般団信は、保障対象を死亡と所定の高度障害に絞ったシンプルな団信であり金利上乗せはありません。高血圧症、糖尿病、肝機能障害などの持病がある方で一般団信の加入ができない方は、引受基準を緩和したワイド団信であれば利用できる可能性があります。

ワイド団信の保障内容は一般団信と同様ですが、金利を年0.300%上乗せする必要があります。なお、団信のプランは本審査完了以降は変更できません。申込前に保障内容を確認しておきましょう。

ネット銀行であることのメリット・デメリット

auじぶん銀行はネット銀行です。そのため、ネット銀行ならではのメリットとデメリットがあります。

メリット:利便性とコスト安を実現

1、利便性

ネット銀行であることの最大のメリットは、自由な時間に手続きができることです。auじぶん銀行のウェブサイトには住宅ローンシミュレーションが用意されていますので、借り入れ額の試算は自分で行うことができます。

また、借り入れの申し込みを行う際には仮審査と本審査の申し込みが必要になりますが、これらの手続きもウェブサイト上のマイページ内で行うことができます。銀行営業中に店舗で提出する必要はありません。

審査に必要になる書類はウェブ上でリスト化されたものを閲覧できますので、自身で準備を進めていくことができます。

住宅ローンを借りる世代は働き盛りの現役世代です。平日の昼間に銀行の店頭に行くのが難しい人も多いでしょう。auじぶん銀行であれば、真夜中や早朝でも自分のペースで手続きを進められるので現代人向きだといえます。

2、コストが安い

auじぶん銀行では司法書士と行う登記関連手続きを除いて、ウェブ上で借り入れの契約が完了するので、原則は紙の契約書がありません。

そのため、印紙代(例えば借り入れ金額1,000万円超5,000万円以下で2万円)がかからないというメリットがあります。なお、何らかの理由により紙の契約書が必要になり、印紙代が必要になる場合があります。

また、保証会社へ支払う保証料は別途不要です(auじぶん銀行の住宅ローンは保証料相当額を上乗せした金利が適用される仕組みのため、保証会社へ別途支払う必要がありません)。一方で、事務手数料は借入金額の2.20%(税込)が必要です。借入金額は500万円以上2億円以下、借入期間は1年以上50年以下とされています(2026年7月時点。最新の条件は公式サイトでご確認ください)。

※審査の結果によっては保証付金利プランとなる場合があり、その場合、通常の金利とは異なる金利となります。金利プランが保証付金利プランとなる場合は、固定金利特約が3年、5 年、10年に限定されます。

さらに一部繰り上げ返済手数料が無料であったり、他の銀行からauじぶん銀行の預金口座に毎月定額で資金を取り寄せる場合の資金移動の手数料も無料です。

このように、あらかじめ用意したシステムでユーザに手続きしてもらうことで、費用を低く抑えているネット銀行ならではのサービスを提供しています。

デメリット:自分で完結する必要がある

auじぶん銀行のデメリットは、ネット銀行ゆえに店舗で担当者と顔を合わせて相談ができない点です。とはいってもauじぶん銀行では住宅ローン相談用のコールセンターが土日祝日含めて運営されており、不明点があればいつでも質問をすることができます。

コールセンターでは丁寧な説明を受けられるため、店舗で相談ができないことはさほど問題にはならないでしょう。対面で相談しながら決めたい方は、店舗とオンラインの両方に対応する銀行を併せて検討するとよいでしょう。

ネット銀行は本当に大丈夫なのか?

住宅を購入する際、多くの人が「本当に無理なく返済を続けられるだろうか」「この物件を選んで後悔しないだろうか」といった不安を抱きます。こうした不安がある中で、「ネット銀行で、しかも担当者と直接会わずに住宅ローンを契約しても大丈夫なのか」と心配するのは自然なことです。

特に住宅は人生で最も高額な買い物の一つであり、その金額の大きさから、金利差による総支払い額の違いが感覚的に小さく思えてしまうこともあります。しかし実際には、わずか0.100%の金利差でも、35年の返済期間を通じて数十万円規模の差が生じます。つまり、金利の低さは見た目以上に家計に影響する重要なポイントなのです。

一方で、ネット銀行は対面サービスを省略する代わりに、店舗維持コストを抑え、その分を低金利や手数料の優遇として利用者に還元しています。加えて、スマートフォンで完結する手続きや、スピーディーな審査など、従来の銀行にはない利便性も魅力です。最近では、住宅ローン契約時にチャット相談や電話サポートを利用できるネット銀行も増え、安心感の面でも向上しています。

結論として、「人と対面しないから不安」という感覚は徐々に過去のものになりつつあります。むしろ、コストとスピード、利便性を重視する現代の住宅購入者にとって、ネット銀行は現実的かつ合理的な選択肢となっています。重要なのは、金利だけでなく、返済シミュレーションやサポート体制まで含めて自分に合った銀行を選ぶことです。

auじぶん銀行の団信に関するよくある質問

Q. 借入後に団信のプランを変更できますか?

A. 本審査が完了した後は、団信のプランを変更できません。がん50%保障団信(無料)にするか、上乗せ金利を払ってがん100%保障団信・がん100%保障団信プレミアムにするかは、申込段階で決めておく必要があります。迷う場合は、上乗せ金利による返済額の増加分を試算し、医療保険・がん保険の加入状況と合わせて判断しましょう。

Q. 51歳以上でもauじぶん銀行の住宅ローンを利用できますか?

A. 利用できますが、がん保障が付く団信は借入時に満50歳以下の方が対象のため、51歳以上の方は一般団信(無料)またはワイド団信(年0.300%上乗せ)を選ぶことになります。がん保障を重視する場合は、51歳以上でも疾病保障を付けられる金融機関があるかどうかを含めて比較検討するとよいでしょう。

Q. がんと診断されれば必ず住宅ローンが半分になりますか?

A. いいえ。上皮内がんや一部の皮膚がんなど「所定の悪性新生物」に該当しないがんは対象外で、責任開始日から90日以内の診断確定も対象外です。支払要件は保険会社(ライフネット生命保険)の約款・『被保険者のしおり』で定められているため、申込前に必ず確認してください。

Q. 無料の団信が手厚ければ、金利は多少高くても得ですか?

A. 一概には言えません。団信の価値は「発生確率×保障額」、金利差は「確実に発生するコスト」です。借入3,000万円・35年なら、金利差0.100%でおよそ59万円(金利1.0%前提の概算)の総返済額の差になります。まず金利と諸費用で総コストを比較し、そのうえで保障の厚みを上乗せ価値として評価するのが、後悔しない順序です。

Q. 変動金利が上がると、団信の上乗せ金利の負担も増えますか?

A. 上乗せ金利は基準となる金利に加算される形で適用されるため、基準金利が上がれば上乗せ分の利息額も増えます。2026年8月には3メガバンクが短期プライムレートを引き上げる予定で、変動金利は秋以降に上昇が見込まれています(反映時期・幅は金融機関・契約により異なります)。上乗せ金利を選ぶ際は、金利上昇シナリオも織り込んで試算しておくと安心です。

まとめ

ここまで見てきたように、auじぶん銀行の住宅ローンは、ネット銀行ならではの低金利を実現しながら、がん・4疾病50%保障や全疾病長期入院保障などの手厚い団信を金利上乗せなしで付帯できるのが大きな特徴です。保障よりも金利を優先したい方には一般団信限定金利、保障を厚くしたい方にはがん100%保障団信(年0.050%)やプレミアム(年0.150%)と、選択肢が整理されている点も分かりやすいところです。

一方で、がん保障付き団信は借入時50歳以下という年齢条件があり、団信プランは本審査完了後に変更できません。「保障の厚み」と「上乗せ金利という確実なコスト」を、金額に換算して比べることが重要です。金利上昇局面では、この上乗せ分の重みが以前より増している点も意識しておきましょう。

とはいえ、住宅ローンは借入額も返済期間も大きな人生設計の要です。他行にも魅力的なプランや金利優遇、特典、対面相談の充実など、さまざまな強みを持つ商品があります。たとえば店舗とオンラインの両方で相談でき、一般団信・全疾病保障付団信を上乗せ0円で用意しているSBI新生銀行なども、比較検討に値する選択肢の一つです。auじぶん銀行の魅力を正しく理解するためにも、他行の住宅ローン条件としっかり比較して、自分にとってベストな借入先を見つけることが何より重要です。

住宅ローン選びは「金利の差」だけでなく、「ライフプランに沿った備え」「もしものリスクへの対応」「手続きのしやすさ」など多角的に検討してこそ、納得のいく決断ができます。ぜひ、情報を集めて、将来の暮らしをしっかりイメージしながら、後悔のない住宅ローン選びを進めていきましょう。

※本記事の団信の保障内容・上乗せ金利・手数料は2026年7月時点の情報です。最新の取り扱い状況は必ずauじぶん銀行の公式サイトをご確認ください。

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