PayPay銀行の住宅ローンに、2026年10月1日時点で実施中の期間限定キャンペーンやキャッシュバックはありません。使えるのは、ソフトバンクのスマホなどを契約している人向けの常設の金利優遇で、変動金利(全期間引下型)の年1.580%が、条件しだいで最大年0.130%下がります。
PayPay銀行は、もともと「ジャパンネット銀行」として2000年に設立された、日本初のインターネット専業銀行です。その後、キャッシュレス決済の普及と連動する形で2021年に「PayPay銀行」へと名称を変更し、デジタル金融の先駆者としてサービスを拡充してきました。
住宅ローンの提供を開始したのは2019年7月で、ネット銀行としてはやや後発ながらも、業界最安水準の変動金利を武器に急速に存在感を高めました。サービス開始当初は、金利の安さを前面に押し出し、疾病保障は有料オプションという位置付けでした。
しかし、時代のニーズに応える形で保障内容も進化。2024年以降はさらに「超サポ団信」や「ペア連生団信」といった新たな保険商品も登場。万が一に備えられる体制が強化され、金利だけでなく保障面でも魅力的な住宅ローン商品へと変化しています。
目次
キャッシュバックキャンペーンも充実!過去には最大40万円の実績も
PayPay銀行では、定期的に住宅ローン向けキャッシュバックキャンペーンを実施しており、過去には最大40万円が還元される大型キャンペーンが開催された実績もあります。
こうしたキャンペーンには「事前エントリー必須」や「一定の借入額以上」などの条件が設定されるケースが多いため、必ず最新のキャンペーン情報を公式サイトなどで確認してから申し込みましょう。
PayPay銀行 住宅ローンの特徴は?
- ソフトバンクの「スマホ/ネット/でんき優遇割」を適用すると変動金利がさらに年0.130%引き下げ(2026年10月1日現在は年1.580%→年1.450%)
- ネット完結・来店不要で契約可能
- がん100%保障団信は金利上乗せがわずか年0.15%で利用可能
- 超サポ団信で手厚い保障を実現(自然災害や失業も保障)
- ワイド団信にも対応
- 電子契約に対応し、収入印紙が不要に
- 個人事業主や家族経営の会社の経営者には別商品を提供
- ペアローン・収入合算にも対応し共働き世帯に優しい
- 2億円までの融資に対応
- ペアローン向けの連生団信を取り扱い、がん経験者もがん疾病保障付き団信を利用可能(一定の条件あり)
- 50年ローンに対応
- ソフトバンクスマホの利用で金利引き下げ(新規、借り換え)

PayPay銀行 住宅ローンのキャンペーン、キャッシュバック動向・推移
2026年10月1日に公式サイトの「キャンペーン・常設特典一覧」を確認したところ、住宅ローン関連で掲載されていたのは「ソフトバンクスマホユーザーなら住宅ローンがおトク」=常設特典(住宅ローン金利優遇)のみで、大型のキャッシュバックや期間限定の金利引き下げキャンペーンは確認できませんでした(当サイト調べ)。
ただし常設の金利優遇は引き続き利用でき、変動金利(全期間引下型)は年1.580%のところ、「スマホ/ネット/でんき優遇割」の適用で年1.450%、「スマホ優遇割」のみなら年1.510%になります(2026年10月1日現在)。優遇は新規・借り換え、変動・固定のどちらにも使え、本審査の承認後から契約書の作成依頼前までにソフトバンクの回線認証を済ませる必要があります。
見落としやすいのが時期です。下の一覧のとおり、2025年は10月1日から変動金利を年0.1%引き下げるキャンペーンが始まりましたが、2026年は10月1日時点で同様の告知は出ていません。去年と同じ時期に始まると決めつけず、掲載されてから条件を確かめるのが安全です。
PayPay銀行では、年末年始(12月〜1月)や夏のボーナスシーズン(7月前後)を中心に、住宅ローンの新規借入や借り換えを対象としたキャンペーンを定期的に開催しています。キャンペーンの内容は時期によって異なりますが、主に次のような特典が用意されています。
・借り換え契約で現金キャッシュバックが受けられる特典
・条件達成でPayPayポイントが付与される還元型キャンペーン
・金利引き下げや事務手数料の優遇など期間限定の優遇施策
・PayPayカードや口座利用との連携で特典が拡大するプログラム
PayPay銀行の住宅ローンは、申し込みから契約までをすべてネット完結で行える利便性の高さが特長です。こうした季節キャンペーンを活用すれば、実質的なコストを抑えつつ有利な条件で借り入れができる点も大きな魅力となっています。
2025年以降、日本銀行の追加利上げを受けて住宅ローン金利がじわじわと上昇する局面が続いています。とくに変動金利についても各行が適用金利を見直す動きが出ており、「いまの金利のままで本当に大丈夫か」と不安を感じる方が増えています。その結果、借り換えの相談件数は明らかに増加傾向にあります。
こうした環境の中で存在感を保っているのが、ネット銀行大手の PayPay銀行 です。低水準の変動金利とオンライン完結の利便性に強みを持ち、過去には借り換え需要を意識した期間限定の金利引き下げキャンペーンも繰り返し実施してきました。ただし2026年10月1日時点では、そうした期間限定キャンペーンは実施されておらず、常設の金利優遇(スマホ/ネット/でんき優遇割)が中心です。「キャンペーンがある前提」で比較するのではなく、常設の優遇を適用した後の金利で他行と並べるのが、いまの正しい比べ方といえます。
金利上昇局面では、「わずかな金利差」が将来の総返済額に大きな差を生みます。残高が2,000万円〜3,000万円規模であれば、0.1%の違いでも数十万円単位の差になることは珍しくありません。金利の低さだけでなく、事務手数料や団信の保障内容、繰上返済の柔軟性まで含めて比べましょう。借り換えで得になるかの判断の目安は住宅ローン借り換えのメリット・デメリットと判断のポイントで解説しています。
下の一覧のとおり、PayPay銀行のキャンペーンは秋から年度末(10月〜3月)と夏(7月〜9月)に集中する傾向があります。今後も住宅取得・借り換えが活発になるタイミングに合わせて新たな優遇策が発表される可能性はあるでしょう。キャンペーンは期間限定であることが多く、条件も細かく設定される傾向があります。検討段階の方も、定期的に公式サイトを確認し、適用条件や最新の金利水準を把握しておくことが、後悔しない住宅ローン選びにつながります。
金利が動いている今こそ、「様子見」ではなく「情報収集」が最大の武器になります。借り換えによって家計を守れる可能性があるかどうか、一度具体的にシミュレーションしてみる価値は十分にあります。
| 期間 | キャンペーン内容 |
| 2025年10月1日(水)~2026年2月27日(金)※事前審査の申込期間 | 新規借入・借り換えの変動金利の引下幅を年0.1%拡大(2026年3月31日までの借入が対象) |
| 2024年12月2日(月)~2025年3月14日(金) | 新規借入・借り換えの変動金利引き下げ |
| 2024年7月1日(月)~2024年9月17日(火) | 新規借入・借り換えの変動金利引き下げ |
| 2023年12月1日(金)~2024年3月12日(火) | 変動金利引き下げ |
| 2022年12月1日(木)~2023年3月31日(金) | 変動金利引き下げ(新規限定) |
| 2022年12月1日(木)~2023年2月28日(火) | 変動金利引き下げ(借り換え限定) |
| 2022年7月1日(金)~2022年9月30日(金) | 変動金利引き下げ(借り換え限定) |
| 2022年1月4日(火)~ 2022年3月31日(木) | 住宅ローン借入額の0.2%をキャッシュバック |
| 2021年7月1日(木)~2021年9月30日(木) | 2,000万円以上の借り入れでもれなく1万円をキャッシュバック |
【参考】2026年10月のPayPay銀行 住宅ローン金利
キャンペーンの有無を判断する前提として、まず現在の金利水準を押さえておきましょう。2026年10月1日時点のPayPay銀行の住宅ローンの適用金利と、「スマホ/ネット/でんき優遇割」(年0.130%)を適用した場合の金利は次のとおりです(当編集部が公式の金利ページを確認して作成)。
| 金利タイプ | 適用金利(優遇割適用前) | スマホ/ネット/でんき優遇割の適用後 | 前月比 |
|---|---|---|---|
| 変動金利(全期間引下型) | 年1.580% | 年1.450% | +0.250%幅 |
| 固定10年(当初引下型) | 年3.520% | 年3.390% | +0.080%幅 |
| 固定20年(当初引下型) | 年4.060% | 年3.930% | +0.040%幅 |
| 固定35年(当初引下型) | 年4.210% | 年4.080% | +0.020%幅 |
※PayPay銀行 公式「金利」ページ(2026年10月1日現在)の当編集部による実測値をもとに作成。新規お借り入れ・お借り換え共通。優遇割適用後の金利は、適用前の金利から年0.130%を差し引いて当サイトが計算したものです。
9月は固定金利だけが大きく上がりましたが、10月は変動金利が0.250%幅引き上げられました。固定金利も上がったものの、上げ幅は小さめです。当編集部が2026年10月1日に前月と比べられた127件の適用金利のうち、PayPay銀行の固定35年の上げ幅(0.020%幅)は最も小さい引き上げでした(当社調べ)。変動金利の上昇の背景には、日本銀行が2026年9月の金融政策決定会合で政策金利を年1.25%程度へ引き上げたことなど、金利全体の上昇があります。
日銀の動きと住宅ローン金利の関係は日銀の利上げと住宅ローン金利の最新動向で詳しく整理しています。
本文で触れたとおり、変動金利にはソフトバンクの「スマホ/ネット/でんき優遇割」などの常設の金利優遇があり、条件を満たせば年0.130%(スマホ優遇割のみなら年0.070%)の引き下げが受けられます。優遇の適用状況は毎月、前月末時点のソフトバンクの契約内容で判定されるため、回線を解約すると翌月以降は優遇がなくなる点も覚えておきましょう。
2026年9月1日から「35年超」の上乗せ金利が変わっている
金利の数字以上に見落としやすいのが、返済期間による上乗せです。PayPay銀行の公式金利ページには、「お借入期間が35年を超えるご契約の場合、年0.3%の金利上乗せが発生します」と記載されています(2026年9月1日現在)。2026年8月31日以前の契約に適用されていた上乗せは年0.1%で、2026年9月1日以降は年0.3%——つまり0.2%幅の差が生じたことになります。
PayPay銀行は最長50年の住宅ローンに対応していますが、36年以上で借りる場合、表示金利にこの年0.300%が乗る点は必ず織り込んで試算してください。返済期間を延ばすと毎月の返済額は下がりますが、上乗せ金利と返済回数の増加で総返済額は膨らみます。「35年以内に収める」か「36年以上で毎月の負担を下げる」かは、上乗せ後の金利で比べて判断するのが教科書的な手順です。
キャンペーン活用の基礎知識(FAQ)
Q. キャンペーンが始まるまで申込を待ったほうがよい?
A. 教科書的な考え方は「主役は金利と総返済額、キャンペーンは最後のひと押し」です。キャッシュバックなどの特典は多くが一時金であるのに対し、金利差は完済まで効き続けます。また、住宅ローンの金利は毎月見直されるうえ、申込から融資実行までは審査などで時間がかかるため、キャンペーン待ちの間に金利水準そのものが変わってしまう可能性もあります。物件の引き渡し時期など自分のスケジュールを優先し、キャンペーンは「実施中なら確実に拾う」というスタンスが現実的です。
Q. キャンペーンの取りこぼしを防ぐには何を確認すればよい?
A. 過去のPayPay銀行のキャンペーンには事前エントリーが必須のものがありました。申込前に公式のキャンペーンページで、①対象期間 ②エントリーの要否 ③借入額・借入区分(新規/借り換え)の条件 ④融資実行の期限の4点を確認するのが定石です。とくに住宅ローンは申込から実行まで日数がかかるため、「実行日が期間内に収まるか」まで確認しておくと安心です。
Q. 去年の秋のような金利引き下げキャンペーンは今年もありますか?
A. 2026年10月1日時点では告知されていません。2025年は10月1日から事前審査の申込を受け付ける変動金利の引き下げキャンペーンがありましたが、毎年同じ内容で実施されるとは限りません。待っている間にも金利は毎月見直されるため、実施が告知されたら条件と期限を確認して判断するのが現実的です。
※本記事の金利・キャンペーンの内容は2026年10月1日時点のものです。金利は毎月見直され、キャンペーンも予告なく始まったり終わったりするため、最新の情報はPayPay銀行の公式サイトでご確認ください。










