ゆうちょ銀行の住宅ローンの審査基準は?媒介するSBI新生・ソニー銀行を解説

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ゆうちょ銀行の窓口で住宅ローンを相談するイメージ

ゆうちょ銀行は、店舗数など銀行の規模としてはメガバンクである三菱UFJフィナンシャル・グループをしのぐ、日本最大級の金融機関です。

ただし、郵政民営化で誕生した際に預金業務の認可は得られたものの、ローン商品などを取り扱うために必要な融資業務の認可は得られませんでした。その後もゆうちょ銀行は認可取得に向けて動いてきましたが、地方銀行などからの反発もあり、現在も自前の融資業務の認可は取得できていません。

そのため、ゆうちょ銀行は、自社で住宅ローンなどの融資を行っているわけではありません。

そうすると、「ゆうちょ銀行の住宅ローンの審査基準ってどういうこと?」と疑問に思うかもしれません。実はゆうちょ銀行は、他行を所属銀行とする「銀行代理業者」として、住宅ローンの申し込みを媒介しているのです。つまり、審査を行うのは媒介先の銀行であり、「ゆうちょ銀行の審査基準」といっても、実際にはその銀行の審査基準を指すことになります。

かつてゆうちょ銀行はスルガ銀行の住宅ローンを銀行代理業者として販売していましたが、スルガ銀行が2018年に不正融資問題で揺れた際に取り扱いを終了しました。2026年7月時点では、ゆうちょ銀行はソニー銀行とSBI新生銀行の2社の住宅ローンの申し込みを媒介しています(このほか、住宅金融支援機構と提携した全期間固定金利の「ゆうちょフラット35」も取り扱っています)。最新の取り扱い状況はゆうちょ銀行の公式サイトでご確認ください。

それでは、ゆうちょ銀行で申し込めるSBI新生銀行とソニー銀行の住宅ローンの特徴を紹介します。

ゆうちょ銀行で申し込めるSBI新生銀行とソニー銀行の住宅ローンとは?

ゆうちょ銀行が銀行代理業者として媒介しているのは、SBI新生銀行とソニー銀行の住宅ローンです。どちらもネット銀行系で、低金利と充実した保障に定評があります。

SBI新生銀行の住宅ローンの特徴は?

SBI新生銀行の住宅ローンの大きな特徴は、諸費用面の負担の軽さです。保証料・一部繰上返済手数料・団体信用生命保険料などが0円で、初期費用や返済中のコストを抑えやすくなっています。

住宅ローンの諸費用のなかでも大きな金額を占めるのが事務手数料です。SBI新生銀行の事務手数料(定率型)は借入金額×2.20%(税込)で、例えば3,000万円の借り入れなら66万円となります。事務手数料のタイプや金額は商品・契約内容によって異なる場合があるため、最新の手数料はSBI新生銀行 公式の手数料ページでご確認ください。

また、SBI新生銀行は団信のラインアップも充実しています。2026年7月時点では、一般団信(上乗せ0円)・ガン団信(一般団信より年0.1%上乗せ)・全疾病保障付団信(2026年3月2日取扱開始・上乗せ0円)から選べます。とくに全疾病保障付団信は、就業不能状態まで保障しながら金利上乗せなしで付帯できる点が魅力です。

SBI新生銀行の団信について詳しくはこちら

審査については、年収や勤続年数などの条件があります。一般に「審査が厳しめ」という印象を持たれることもありますが、柔軟な審査も評価されており、他行では通りにくい属性でも承認される可能性があります。


SBI新生銀行の住宅ローン審査について詳しく解説したこちらの記事も参考にしてみてください。
SBI新生銀行 住宅ローンの審査基準

ソニー銀行の住宅ローンの特徴は?

インターネット専業銀行として初めて住宅ローンの取り扱いを始めたのがソニー銀行です。オリコン顧客満足度調査の『住宅ローン』部門で何年も上位を獲得するなど、高い顧客満足度を誇ります。

ソニー銀行の住宅ローンの魅力は、なんといっても低金利と、上乗せ金利なしで付帯できる「がん団信50(がん50%保障特約付き団信)」です。がんと診断確定した場合に住宅ローン残高の50%が保障される特約を、金利の上乗せなしで利用できます(がんと診断確定時に残高が0円になる「がん団信100」は年0.1%上乗せ)。自己資金10%以上を用意できる場合は、変動セレクト住宅ローンや固定セレクト住宅ローンで、通常より低い金利が適用される仕組みもあります。

ソニー銀行の住宅ローンにも、年収や雇用形態などの申込条件があります。詳しい条件は公式サイトや審査解説記事でご確認ください。


ソニー銀行の住宅ローン審査については詳しく解説したこちらの記事を参考にしてみてください。

ゆうちょ銀行で申し込むメリットと注意点

ゆうちょ銀行の窓口では、ネット銀行の住宅ローンについて対面で相談できるのがメリットです。「ネットでの申し込みは顔が見えないから不安」という方も、店頭で相談しながら手続きを進められます。なお、ゆうちょ銀行がSBI新生銀行の代理業者として扱う「パワースマート住宅ローン<プラス>」は、ゆうちょ銀行専用の商品として案内されています。

一方で、SBI新生銀行・ソニー銀行とも審査基準はしっかりしており、何千万円という資金を借りる以上、審査が慎重になるのは当然です。審査に不安がある方は、【フラット35】を借り入れ候補に加えてみるのも一つの方法です。【フラット35】は全期間固定金利で、自営業や個人事業主、派遣社員・契約社員、アルバイトでも、継続した収入があれば借り入れできる可能性があります。

審査に不安があるならフラット35も選択肢に

【フラット35】は住宅金融支援機構と各金融機関が提携して提供する全期間固定金利の住宅ローンで、「幅広い国民がマイホームを持ちやすいように」という目的で広く提供されています。民間銀行とは異なる基準で利用できるため、審査に不安がある人の選択肢になります。

【フラット35】の事前審査の申し込みは無料で、楽天銀行・住信SBIネット銀行・SBIアルヒなど複数の金融機関から申し込めます。SBIアルヒは全国に店舗網を持つため、対面で気軽に相談することもできます。SBI新生銀行やソニー銀行など民間ローンに申し込みつつ、保険として【フラット35】にも申し込んでおけば、万が一審査に通らなかった場合でも時間を無駄にせずに済みます。

住宅ローンの審査に不安がある人は、民間ローンと【フラット35】の併願も視野に、無理のない資金計画で検討してみてはいかがでしょうか。なお、各行の金利・手数料・団信・申込条件は改定されることがあるため、最終的には各金融機関の公式サイトで最新情報をご確認ください。

ゆうちょ銀行の住宅ローンに関するよくある質問(FAQ)

Q. 住宅ローンの審査をするのはゆうちょ銀行ですか?

いいえ。ゆうちょ銀行は申し込みを媒介する銀行代理業者で、審査を行うのは所属銀行であるソニー銀行またはSBI新生銀行です。したがって「ゆうちょ銀行の審査基準」は、実際には申し込んだ銀行の審査基準を指します。

Q. ゆうちょ銀行の窓口で対面相談や手続きはできますか?

住宅ローン取扱店の窓口で、媒介するソニー銀行・SBI新生銀行の住宅ローンについて相談・申し込みができます。ネット銀行の住宅ローンを対面でサポートしてもらえるのがゆうちょ銀行で申し込む利点です。取扱店や手続きの詳細は公式サイトでご確認ください。

Q. 「ゆうちょフラット35」とは何ですか?

住宅金融支援機構と提携して提供される全期間固定金利型の住宅ローン【フラット35】を、ゆうちょ銀行が取り扱うものです。民間銀行の住宅ローンとは異なる基準で利用でき、団信への加入も任意(原則加入)です。適用金利は毎月見直されるため、最新の金利は公式サイトでご確認ください。

Q. スルガ銀行の住宅ローンは今もゆうちょ銀行で申し込めますか?

いいえ。ゆうちょ銀行はかつてスルガ銀行の住宅ローンを媒介していましたが、現在は取り扱っていません。2026年7月時点でゆうちょ銀行が媒介しているのは、ソニー銀行とSBI新生銀行の住宅ローン(およびゆうちょフラット35)です。

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