年収200万円台で住宅ローン審査に通らず、マイホーム購入はできないと諦めていらっしゃいませんか?住宅ローンの審査基準で年収を200万円以上としている銀行は存在し、実際に住宅ローンが組めたという方も多くいらっしゃいます。
この特集ページでは、年収200万円で住宅ローンいくら借りれるか、適正な借り入れ限度額の解説と、おすすめの住宅ローンについて解説しています。
目次
年収200万円台で住宅ローンを組めるのは本当?
結論として年収200万円でも利用できる住宅ローンはいくつかあります。ただ、年収制限で利用できない住宅ローンが多いのも事実です。
従って、どういった銀行が年収200万円での住宅ローン審査可能となっているかしっかり把握し、こうした銀行へ住宅ローンの審査申し込むことが重要になってきます。
なぜ、年収200万円台だと住宅ローン審査に不利なのか?
住宅ローンは高額な資金を最長35年間という長い期間にわたり貸し出す性質なものであるため、継続的な収入があるかという点を銀行は重視します。
継続的な収入とは勤続年数と言い変えてもよいでしょう。その視点から考えると200万円台の年収でも継続的に収入が得られていて、返済もしっかり行える月々の支払い金額であれば住宅ローン審査に通る可能性はあるはずです。
ただし、年収200万円は日本の平均年収を大きく下回りますので、また、総合的には年収が低い方が貸し倒れになる可能性も高く、住宅ローンの審査上はどうしても厳しく見られがちという事情があります。
住宅ローン審査で年収200万円台に対応している金融機関は?
銀行名 | 特徴 | 年収 |
---|---|---|
楽天銀行 フラット35 | 日本最大のインターネット企業グループ楽天傘下のネット専業銀行。政府系組織である住宅金融支援機構と提携し、国内最低水準の金利でフラット35を提供。事務手数料が0.972%からと国内ダントツの最低水準。 | 100万円程度でも可 |
ARUHI フラット35 | フラット35の取り扱い件数が7年連続でシェア1位の実績。全国にあるリアル店舗での対面サービスも実現。 | 100万円程度でも可 |
住信SBIネット銀行 フラット35 | ネット専業銀行で最も人気のある住宅ローンを提供している住信SBIネット銀行のフラット35。 | 100万円程度でも可 |
イオン銀行 | イオングループでの毎日の買い物が5%割引になるサービスが主婦に人気。 | 100万円以上 |
フラット35はさすがに国策が推進している住宅ローンだけあって年収200万円台でも利用可能です。
フラット35以外ではイオン銀行が選択肢として挙げられます。
なお、イオン銀行の場合、「健康保険・厚生年金保険の被保険者であり、雇用保険への加入が確認できること」が条件として明記されていますので、アルバイト社員やパート社員では厳しいかもしれませんね。
借入可能額について
一般的に年収に対して6倍程度までの借り入れが可能と言われています。
ただし、6倍が目安と言われてはいますが、金融機関は総合的に判断していますので、6倍ぎりぎりの申込は避け、頭金を用意するなどを行ったほうがよいでしょう。
たとえば年収250万円の方であれば年収の6倍の借入を希望した場合には1,500万円程度の借入が行える見込みがあります。
また、同時に年収に対する返済負担比率も重要な審査ポイントです。
年収250万円ですと、年収に対して30%が返済負担率の上限となります。月々の住宅ローン返済金額で計算すると62,500円が上限となります。
年利1%の住宅ローンを30年返済で借り入れた場合のシュミレーションでは借り入れ可能額は1,842万円となります。
※元利金等返済でボーナスでの返済なし。
なお、返済負担比率には住宅ローン以外の自動車ローンやカードローンなどの返済も加味した金額が利用されます。
たとえば自動車ローンで毎月1万円の返済を行っている場合には、住宅ローンの返済金額は52,500円(借り入れ可能額は1,585万円)までが借りられる住宅ローンの限度額となります。
2500万円、3000万円の住宅ローンは可能?
返済負担率から計算すると1900万円程度が上限となり、2500万円、3000万円という住宅ローンを組むことは難しく、2500万円、3000万円の物件を購入したい場合には、600万円から1100万円の頭金をそろえる必要がありますね。
「住宅ローン地獄」とならないためにも、いくら借りれるか?という視点以外に、いくら返済できるか?をしっかり計算したいですね。
頭金について
頭金を多く貯めておくことは、返済負担比率が低めになるため住宅ローン審査対策にこの上ない効果が見込めるでしょう。
また、ご自身の生活防衛という面でも非常に重要になるでしょう。せっかくマイホームを購入したのに住宅ローン地獄に陥るという事態は絶対に避けなければなりません。
一般的に、住宅の購入に伴う初期費用と住宅ローンの初期費用(事務手数料や保証料)と考えると1,900万円近い住宅ローンが組めたとしても200万円程度の頭金は必須になるでしょう。
なお、銀行にあなたが信用がおける人間であることを理解させる意味でも、特定の銀行と取引をしておくことを検討されてはいかがでしょう。定期預金などを行っておき、定期的に預金が行えるだけの収入があるなどを銀行に把握させる意味では有効な手段だと考えられます。
本サイトでご紹介する銀行は定期預金でキャンペーンを恒常的に行っており金利が年利1%近い商品を扱っている場合もあり、メガバンクなどと比較して金利が多く得られる副産物もあります。
おすすめのフラット35取扱い金融機関
楽天銀行
日本最大のEコマースグループ、楽天グループで安心のサービス。融資事務手数料を含めた実質金利でフラット35最低金利を実現!
住信SBIネット銀行
フラット35は「国策」の住宅ローン商品であり、国民に長期固定金利で資金を提供し、マイホーム購入をサポートすることを目的としています。そのため他の民間金融機関と住宅ローン審査の基準が大きく違う可能性があります。住信SBIネット銀行が2015年9月より取り扱いを開始したフラット35はフラット35を扱う330あまりの金融機関の中で最も低金利です。
アルヒ
フラット35は「国策」の住宅ローン商品であり、国民に長期固定金利で資金を提供し、マイホーム購入をサポートすることを目的としています。そのため他の民間金融機関と住宅ローン審査の基準が大きく違う可能性があります。SBIモーゲージが扱うフラット35はフラット35を扱う330あまりの金融機関の中で最も低金利です。また、今回の発表でアルヒ(旧SBIモーゲージ)のシェアが非常に高いことが分かりました。これはフラット35の取り扱いに一番慣れているということを表しており、同社経由の審査にはノウハウ面、スピード面でメリットがある可能性もありますね。