七十七銀行の住宅ローン|金利と当初固定10年終了後の注意点を解説

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地方銀行の住宅ローンを検討するイメージ

七十七銀行は宮城県仙台市に本店を置く東北地方最大手の地方銀行です。宮城県を中心に東北で幅広く店舗を展開しており、東北でマイホームを検討する人の借入先候補としてよく名前が挙がります。

この記事では、七十七銀行の住宅ローン「77住宅ローン」を、①適用金利、②当初固定期間が終わった後の金利の決まり方、③諸費用、④リバースモーゲージの順に整理します。数値は2026年7月1日現在適用中として公式サイトに掲載されているものです(適用金利は随時見直されます。実際の適用金利は借入日の金利になります)。

77住宅ローンは「2つのプラン」から選ぶ

七十七銀行の住宅ローンは、金利重視プラン(融資手数料型)セレクトプラン(通常型)の2種類から選ぶ形になっています。適用金利と住宅ローン取扱手数料の組み合わせが違うのがポイントです。WEB申込の対象は融資手数料型のみで、WEB申込にはローンセンターへ来店できる宮城県在住の人という要件があります。

以下は、公式サイトに掲載されている77住宅ローン<融資手数料型>の主な条件(2026年7月1日現在適用中)です。

項目77住宅ローン<融資手数料型>の内容読むときのポイント
利用できる人18歳以上70歳以下(完済時80歳以下)/勤続1年以上・営業3年以上/前年税込年収150万円以上年収要件は150万円と比較的入りやすい
融資金額100万円以上2億円以内(5万円単位)地方銀行としては上限が大きい
融資期間3年以上40年以内(1年単位)最長1年の元金据置期間を設定可
変動金利店頭申込 年0.860%〜(店頭表示金利 最大▲2.265%)
WEB申込 年0.810%〜(同 最大▲2.315%)
引下げは変動金利の期間のみ適用
当初固定金利店頭申込:2年1.800%/3年1.850%/5年2.200%/10年2.750%
WEB申込:2年1.750%/3年1.800%/5年2.150%/10年2.700%
※所定の条件を満たすとさらに年▲0.350%
固定期間中は金利引下げなし(当初金利で固定)
当初固定期間終了後変動金利型住宅ローン(固定金利選択特約付)金利から年▲1.000%引下げ幅が小さくなる=ここが最大の注意点
保証七十七信用保証(株)が保証。保証人は原則不要保証料は融資利率に含まれる(一括前払い不要)
取扱手数料融資金額の2.20%(税込)/繰上返済時の返戻なし手数料は借入時に一括負担

出典:七十七銀行 公式「77住宅ローン<融資手数料型>」(2026年7月1日現在適用中・2026年7月14日確認)。上記の金利は審査結果および所定の条件を満たした場合の下限であり、審査次第で適用金利は変わります。

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当初固定10年が終わったら金利はどうなる?(この記事の本題)

当初固定金利タイプでいちばん見落とされやすいのが、「当初期間が終わった11年目以降、金利がどう決まるのか」です。七十七銀行の商品概要では次のように定められています。

  • 当初固定期間中…選んだ期間(2年・3年・5年・10年)は当初の金利のまま。この間は金利引下げの上乗せはありません。
  • 当初固定期間終了後…「変動金利型住宅ローン(固定金利選択特約付)金利」から年▲1.000%の引下げ。
  • 固定金利継続の申し出がなければ、自動的に変動金利へ切り替わります

注目すべきは引下げ幅の差です。最初から変動金利を選んだ場合の引下げ幅は最大▲2.265%(WEB申込は▲2.315%)ですが、当初固定期間が終わった後の引下げ幅は▲1.000%にとどまります。つまり11年目以降は、同じ店頭表示金利でも「優遇の効き方」が弱くなる設計です。

七十七銀行の住宅ローンにおける金利引下げ幅を比較した棒グラフ
当初固定期間が終わると引下げ幅は年▲1.000%まで縮む。当初の低金利だけで判断しないことが大切。

公表されている「変動金利 年0.860%〜(店頭表示金利 最大▲2.265%)」から逆算すると、2026年7月1日現在の店頭表示金利は年3.125%程度と考えられます。仮にこの水準が続いたとすると、当初固定期間終了後は「3.125% − 1.000% = 年2.125%程度」が目安になります。ただしこれはあくまで公表金利からの試算で、基準となるのは「変動金利型住宅ローン(固定金利選択特約付)」の金利であり、その時点の金利情勢で上下します(公式も「当初適用金利と比較し上昇または下降している可能性があります」と明記)。

つまり、当初10年間の低い金利だけを見て選ぶと、11年目以降の返済額が読みにくくなるのがこのタイプの最大の注意点です。当初固定を選ぶなら、固定期間中に繰上返済を進めて11年目時点の残高を減らしておく、あるいは期間終了時に他行への借換えも含めて選択肢を再検討するといった備えをしておきましょう。日本銀行は2026年6月16日に政策金利を1.0%程度へ引き上げており、金利は上昇局面にあります(次回会合は2026年7月30〜31日)。10年後の金利水準は誰にも断定できないという前提で計画を立てるのが安全です。

商品説明書はこちら

借入後の金利見直しと「5年ルール・125%ルール」

変動金利を選んだ場合、借入後の金利は次のルールで動きます(公式の商品概要より)。

  • 利率の見直しは年2回。毎年4月1日および10月1日現在の変動金利型住宅ローン金利が基準。
  • 新しい利率の適用日は6月・12月の約定返済日の翌日(ボーナス返済併用の場合はその後最初のボーナス返済日の翌日)。
  • 金利が変わっても返済額は5年間変更されない(いわゆる5年ルール)。
  • 5年ごとに返済額を再計算し、増える場合も前回返済額の25%増(1.25倍)が上限(125%ルール)。

ここで大切なのは、「基準金利が見直される時期」と「毎月の返済額が変わる時期」は別物だということです。返済額が据え置かれている間も、金利が上がれば返済額に占める利息の割合が増え、元金の減りが遅くなります

また、基準金利の見直し時期は金融機関ごとに違います。たとえば三菱UFJ銀行は公式サイトで「2026年9月1日から住宅ローンの変動金利の基準金利を見直す(9月分は8月31日に発表)」と告知しており、「変動の見直しは一律10月」という説明は正確ではありません。自分の借入先のルールを商品概要で確認するのが確実です。

諸費用:手数料は「型」と「手続き方法」で変わる

融資手数料型では、借入時に融資金額の2.20%(税込)の取扱手数料がかかり、繰上返済しても返戻はありません。一方で保証料は融資利率に含まれるため、借入時に保証料を一括で払う必要はありません。金利の低さだけでなく、この手数料まで含めた総コストで他行と比べることが大切です。

費用の種類金額(2026年7月1日現在)備考
取扱手数料(融資手数料型)融資金額の2.20%(税込)繰上返済時の返戻なし
固定金利選択手数料5,500円(税込)インターネットバンキングでの手続きなら不要
固定金利期間中の一部繰上返済手数料22,000円(税込)同上(IB手続きなら不要)
固定金利期間中の繰上完済手数料33,000円(税込)同上(IB手続きなら不要)
条件変更事務手数料当行所定の金額期間・返済方法の変更時

ポイントは、固定金利期間中の繰上返済には手数料がかかるものの、インターネットバンキングで手続きすれば不要になることです(商品や取引状況によっては利用できない場合あり)。繰上返済を活用する前提なら、この差は無視できません。

東日本大震災で被害を受けた人向けの特別金利

七十七銀行は、東日本大震災で被害を受けた人向けの住宅ローンを特別金利で取り扱っています(2026年7月14日時点の公式サイトで案内を確認)。利用の可否は個別判断になるため、該当する可能性がある人は七十七銀行のローン窓口へ問い合わせてください。

<七十七>リバースモーゲージ(シニアハウスサポートプラン)

七十七銀行は、自宅を担保にリフォームや住み替えの資金を借りられるシニア層向けのローン「<七十七>リバースモーゲージ(シニアハウスサポートプラン)」も取り扱っています。公式の案内(2026年7月1日現在)では次の内容です。

  • 対象:宮城県在住の50歳から80歳以下の人(自宅を担保に利用)
  • 使いみち:自宅のリフォーム・建替、都心部マンションへの住み替え、子世帯等が住む住宅の新築・購入資金 など
  • 融資金額:担保不動産の評価額の最大65%まで
  • 返済期間:終身。利用中の毎月の支払いは利息のみ(元金は契約終了時に自宅の売却等で返済)
  • 申込は店頭(店頭申込→審査結果の連絡→契約・融資実行)

公式サイトには「短期プライムレートの引き上げにより、2026年8月3日から新規お借入金利を0.250%引き上げます」との告知も出ています。金利上昇局面では、利息のみを払い続けるリバースモーゲージの負担も増える点は必ず押さえておきましょう。担保評価額の変動や、契約終了時の精算リスクも含め、家族と相談したうえで検討してください(返済試算額・金利は七十七銀行のローン窓口へ)。


宮城県で住宅ローンを比べるときの視点

地方銀行の住宅ローンを検討するときは、地元での相談のしやすさに加えて、全国対応の銀行と「総返済額(金利+手数料+保証料)」で並べて比べるのが基本です。七十七銀行の融資手数料型は取扱手数料2.20%(税込)・保証料は金利込みという体系なので、比較先も同じ物差しで見ましょう。

比較候補の一例がSBI新生銀行です。保証料0円・一部繰上返済手数料0円と諸費用の体系がシンプルで、融資事務手数料は借入金額×2.20%(税込)の定率型。一般団信は上乗せ0円で、がん診断保障付団信・全疾病保障付団信といった保障の選択肢も用意されています。店舗相談とオンライン手続きの両方に対応しているため、対面で相談したい人にも検討しやすいのが特徴です(最新の金利・条件はSBI新生銀行の公式サイトでご確認ください)。

七十七銀行の住宅ローンに関するよくある質問

Q. 当初固定10年が終わると、必ず金利は上がりますか?

A. 必ず上がるとは限りませんが、引下げ幅が年▲1.000%まで小さくなるため、優遇の効き方は弱くなります。実際の金利はその時点の店頭表示金利次第で、公式も「当初適用金利と比較し上昇または下降している可能性がある」としています。11年目以降を「変動金利+小さめの優遇」で見積もるのが安全側の考え方です。

Q. WEB申込と店頭申込では、どのくらい金利が違いますか?

A. 2026年7月1日現在、変動金利は店頭申込が年0.860%〜、WEB申込が年0.810%〜で、WEB申込のほうが0.050%低い水準です。ただしWEB申込は宮城県在住でローンセンターに来店できる人という要件があり、契約時の来店も必要です。

Q. 給与振込を七十七銀行にしていないと不利ですか?

A. 掲載されている金利は審査結果および所定の条件を満たした場合の下限です。金利引下げの条件(取引項目)を満たさない場合、適用金利が高くなることがあります。また借入期間中に給与振込などの取引を解消すると金利が見直される場合があると明記されています。引下げ条件の詳細は最新の商品説明書で確認してください。

Q. 借入期間は最長何年ですか?

A. 融資手数料型の融資期間は3年以上40年以内(1年単位)で、借入当初から最長1年間の元金据置期間を設定できます。融資金額は100万円以上2億円以内です。

まとめ

  • 77住宅ローンは金利重視プラン(融資手数料型)とセレクトプラン(通常型)の2本立て。WEB申込は融資手数料型のみ。
  • 2026年7月1日現在、変動は店頭0.860%〜/WEB0.810%〜、当初固定10年は店頭2.750%/WEB2.700%(条件充足でさらに▲0.350%)。
  • 最大の注意点は当初固定期間終了後の引下げ幅が年▲1.000%に縮むこと。当初の低金利だけで判断しない。
  • 取扱手数料は2.20%(税込)、保証料は金利に含まれる。固定期間中の繰上返済手数料はIB手続きなら不要
  • リバースモーゲージは宮城県在住の50〜80歳・担保評価額の最大65%・返済は終身で利息のみ。2026年8月3日から新規借入金利が0.250%引き上げ。
  • 適用金利は随時見直されます。最新の金利・条件は七十七銀行の公式サイトおよび商品説明書でご確認ください。

住宅ローンは、地銀などの店舗で相談しながら契約する方法だけではありません。近年はネット完結型の住宅ローンも普及しており、店舗運営コストを抑えられることから、一般的に店舗型より低い金利が設定されるケースがあります。住宅ローンの総返済額は金利のわずかな差でも大きく変わるため、比較検討は欠かせません。SBI新生銀行もネット完結型ならではの魅力的な金利を提供しているため、住宅ローン選びの選択肢としてぜひチェックしてみてください。

SBI新生銀行の住宅ローンは、都市部だけでなく地方にお住まいの方でも全国から利用できます。店舗のある地域に限られず、多くの方が申し込みできるため、全国各地で地銀や信用金庫とも住宅ローン利用者の獲得競争を行っています。そのため、魅力的な金利や充実したサービスの提供に力を入れており、住宅ローンを検討する際は、地域の金融機関とあわせて比較してみる価値があるでしょう。

その結果、「金利が低いのはもちろん、無料で将来の病気やケガに備えられる保障が付いてきたり、様々な手数料を0円とする」など、地銀・信金の住宅ローンよりも有利な条件を提示しています。

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