遠藤功二(えんどう こうじ)
1級FP(1級ファイナンシャルプランニング技能士)
CERTIFIED FINANCIAL PLANNER、経営管理専攻修了(MBA)
三菱UFJモルガンスタンレー証券、オーストラリア・ニュージーランド銀行にて延べ1,000人以上の顧客の資産運用アドバイスを担当。 現在は独立系FPとして、投資に限らずライフプランニング、保険、住宅などの幅広い分野で相談、講演、執筆業務に携わる。
auじぶん銀行の住宅ローンでは、ボーナス払いを選べます。公式の名称は「半年毎増額返済」で、返済方法は「毎月返済」か「毎月返済と半年毎増額返済の併用」から選ぶ形です(2026年9月時点・公式の商品詳細で確認)。
ただし、使い方には二つの枠があります。ボーナス払いに充てられるのは借入金額の50%までで、引き落としは6ヶ月ごとの指定月。上限いっぱいまで使うほど、家計はボーナスの支給額に左右されやすくなります。
ここでは、auじぶん銀行での条件を公式情報で整理したうえで、ボーナス払いそのもののメリット・デメリット、そして金利が上がっている局面で気をつけたい点を順に見ていきます。
目次
auじぶん銀行のボーナス払いは「半年毎増額返済」=借入額の50%まで
ボーナス払いは「使える・使えない」だけで判断すると足をすくわれます。実際に家計へ効いてくるのは、どこまで充てられるかといつ引き落とされるかの2点です。まず条件を整理しておきましょう。
| 確認したい項目 | auじぶん銀行の取扱い | 家計から見た意味 |
|---|---|---|
| 返済方法の選択肢 | 「毎月返済」または「毎月返済と半年毎増額返済の併用」 | ボーナス払いは併用型。毎月返済だけにすることもできる |
| ボーナス払いに充てられる上限 | 借入金額の50%まで | 上限いっぱいまで使うと、ボーナス依存度が極端に高くなる |
| 引き落とし月 | 6ヶ月ごとの指定月を選択 | 勤務先の支給月に合わせられる(年1回支給の人は要注意) |
| 返済方式 | 元利均等返済/元金均等返済 ※借入後の変更はできない |
入口の選択がそのまま完済まで続く |
| 返済日 | 2日・7日・12日・17日・22日・27日から指定 | 給与日との間隔を考えて選ぶ |
| 一部繰上返済の手数料 | 無料(金利タイプを問わず) | ボーナス返済部分だけを先に減らす手が使える |
(出典:auじぶん銀行 公式「住宅ローン 商品詳細」および公式「手数料・諸費用」の記載をもとに、お金の教科書編集部で整理。2026年9月確認)
もう一点、見落としやすいのが返済方式の選択が後戻りできないことです。元利均等返済と元金均等返済は借入時に選び、借入後は変更できません。ボーナス払いの有無とあわせて、入口の設計を慎重に決める必要があります。
ボーナス払いのメリット|毎月の返済額を抑えられる
ボーナス払いの利点は、同じ借入額なら、毎月の返済額をボーナス払いなしのケースより小さくできることです。毎月の家計に余白が生まれるぶん、生活のやりくりはしやすくなります。
たとえば5,000万円を借りた場合、①ボーナス払いなし ②借入額の20%をボーナス払い ③借入額の40%をボーナス払い——の順で、毎月の返済額は小さくなっていきます。
ボーナス払いの月は半年ごとに年2回到来し、指定月を選べるので勤務先の支給月に合わせられます。ただし支給が年1回の会社では、ボーナスがない月にも増額返済が発生します。ここは申し込み前に必ず確認したい点です。
下の表は、ボーナス払いの効果だけを取り出して比べるため、auじぶん銀行の実際の金利は使わず、筆者が任意に置いた「年0.5%」で計算しています。足元は金利の上昇局面にあり、変動金利でもこの試算より高い水準です。あくまで仕組みを比べるための数字としてご覧ください。
前提条件
金利:年0.5%(筆者が任意に設定、実際の借入金利ではありません)
借入期間:35年
借入金額:5,000万円
| 借入額に占めるボーナス払いの割合 | 毎月の返済金額 | 1回あたりのボーナス返済金額 |
| ボーナス払いなし | 129,792円 | 0円 |
| ボーナス払い20% | 103,834円 | 155,899円 |
| ボーナス払い40% | 77,875円 | 311,799円 |
(auじぶん銀行の住宅ローンシミュレーションを使用。お金の教科書編集部作成)
毎月の返済額には、たしかに大きな差が出ます。一方で、ボーナス返済の金額は年2回ぶん発生する点を見落としてはいけません。上表の金額は1回分なので、「ボーナス払い40%」なら年間は311,799円×2=623,598円になります。
つまり、年間のボーナスがこの金額を下回れば、ボーナス払いのために貯蓄を取り崩すことになります。しかもボーナス払いの月は、毎月の返済額に増額分が上乗せされた金額が引き落とされます。
「せっかくもらったボーナスが住宅ローンの支払いで消えた」という事態は、こうして起こります。
ただし、収入に占めるボーナスの割合が大きい方には別の見え方もあります。「毎月の家計は赤字で、ボーナス支給時に貯蓄が回復する」という状態だと、投資に回す意欲が湧かず、資産形成の計画が立ちません。毎月の返済額を抑えられるボーナス払いは、そうした方にとっては合理的な選択になり得ます。
ボーナス払いのデメリット|総返済額の増加と「借りすぎ」
一方で、ボーナス払いには次の2つの弱点があります。
- 総返済額が大きくなる
- 借りすぎてしまうことがある
総返済額が大きくなる
先ほどの3つのケースで、今度は総返済額を比べてみます。
前提条件
金利:年0.5%(筆者が任意に設定、実際の借入金利ではありません)
借入期間:35年
借入金額:5,000万円
| 借入額に占めるボーナス払いの割合 | 総返済額(借入金額+利息) |
| ボーナス払いなし | 54,512,740円 |
| ボーナス払い20% | 54,523,065円 |
| ボーナス払い40% | 54,533,468円 |
(auじぶん銀行の住宅ローンシミュレーションを使用。お金の教科書編集部作成)
「ボーナス払いなし」が最も総返済額が少なく、「ボーナス払い40%」が最も多くなります。ただし、この差は35年間の合計で生じたものだという事実も、あわせて押さえておきたいところです。
前述のとおり、「ボーナス払いなしにしたことで毎月の収支が赤字になり、投資する気が起こらず、ボーナスは減った貯蓄を埋めたあと生活費の口座に置いたまま」という方は少なくありません。
逆に「毎月の黒字は投資に回している。ボーナス払いがあるおかげでボーナスを散財せずに済んでいる」という形で資産形成が進むこともあります。投資をしている人としていない人の35年間の資産額の差は、数万円レベルでは収まらないでしょう。
ボーナス払いで総返済額は増えます。しかし、その事実だけで判断しないことが大切です。
借りすぎてしまうことがある
ボーナス払いは「背伸び」に使えてしまいます。ここが、いちばん注意すべき点です。
すでに借入金額が決まっていて、ボーナス払いを使うかどうかを選ぶ段階なら、家計の収入構成を見て多寡を判断すれば足ります。危ないのは、欲しい物件に届く借入額を確保するためにボーナス払いを使うケースです。
次の表は、毎月の返済額を12万円に固定したまま、ボーナス払いの金額だけを変えて借入可能額を計算したものです。
前提条件
金利:年0.5%(筆者が任意に設定、実際の借入金利ではありません)
借入期間:35年
毎月の返済金額:12万円
| ボーナス払いの金額 | 借入可能額 | 総返済額(借入可能額+利息) |
| なし | 46,200,000円 | 50,369,738円 |
| 10万円 | 52,600,000円 | 57,353,877円 |
| 30万円 | 65,400,000円 | 71,322,348円 |
(auじぶん銀行の住宅ローンシミュレーションを使用。お金の教科書編集部作成)
毎月の返済額は同じでも、ボーナス払いの有無で借入可能額は大きく変わります。「この物件が欲しいが、毎月の返済額から考えると予算オーバー」という状況でボーナス払いを足し、背伸びして購入する方がいます。
毎月の返済額が予算ギリギリのうえにボーナス払いまで乗せると、収入に占める住宅費の比率が過大になります。教育費や車の買い替えなど、他のライフイベントに使うお金が貯められなくなるのです。返済で苦しまないために、「背伸び」はしないことを原則にしてください。
なお、上表の借入可能額は、銀行が審査で承認する金額とは別物です。金利・借入期間・毎月の返済額・ボーナス払いの金額から、計算式で逆算しただけの数字にすぎません。
また、銀行の審査は基本的に借入金額をもとに行われます。ボーナス払いを選んでも審査が有利になるわけではないため、ボーナス払いで背伸びしようとしても審査で通らない可能性があります。
金利上昇局面では「ボーナス払い前提の借入額」がとくに重い
ボーナス払いの怖さは、金利が動く局面で増幅します。2026年に入ってからの動きを、性質の違いで分けて押さえておきましょう。
- 政策金利…2026年9月18日の金融政策決定会合で、無担保コールレート(オーバーナイト物)の誘導水準が年1.25%程度へ引き上げられました。適用は翌営業日の9月24日からで、返済額に効いてくるのはこの先の各行の基準金利改定を通じてです。
- 短期プライムレート(変動金利の基準)…三菱UFJ銀行・みずほ銀行はいずれも2026年8月3日から年2.375%です(各行公式サイトにて2026年9月確認)。ボーナス払いの割合を決めるときは、この基準が動く前提で考える必要があります。
- 長期プライムレート(固定金利の目安)…日本銀行の統計では、2026年9月10日実施分が年3.400%です。全期間固定やフラット35は、こうした長めの金利の動きを受けます。
「金利が上がった」とひとまとめにせず、変動金利の基準と固定金利の基準を分けて見るのがポイントです。長期の金利が上がっても、その日のうちに変動金利が上がるわけではありません。
(出典:日本銀行「金融市場調節方針の変更について」2026年9月18日/日本銀行「長・短期プライムレート(主要行)の推移」)
auじぶん銀行は2026年10月1日から変動金利の基準金利を引き上げ
auじぶん銀行も、2026年9月18日に基準金利の改定を発表しました。全期間引下げプラン・変動金利(新規借入/借り換え)の基準金利を、2026年10月1日から年3.141%→年3.741%(+0.600%)へ引き上げるという内容です。
ここで混同しやすいのが、基準金利と適用金利は別物だという点です。実際に返済に使われるのは、基準金利から引下幅(優遇幅)を差し引いた適用金利のほう。10月に融資実行を希望する方の適用金利は、9月30日の16時以降に公式サイトで公表されると案内されています。
すでに変動金利で借りている方については、公式が次のように説明しています。
- 変動金利の見直しは年2回(4月1日・10月1日)の基準日に行われる
- 10月1日基準日で決まる新しい借入金利は、同年12月の約定返済日の翌日から適用される
- 元利均等返済の場合、今回の改定による約定返済額の変更はない(後述の5年ルール)
- 元金均等返済の場合は、2027年1月の約定返済から新しい金利で計算した金額になる
(出典:auじぶん銀行「住宅ローン基準金利の改定について」2026年9月18日)
変動金利の「5年ルール」「125%ルール」も確認しておく
auじぶん銀行の公式の商品詳細では、変動金利・元利均等返済を選んだ場合について、次のように案内されています(2026年9月時点)。
- 返済額は5年ごとに見直されるため、5年以内に借入金利が変動しても、5年後の見直しまで返済額は変わらない(基準日は5年ごとの10月1日)
- 金利が上昇して返済額が増える場合も、それまでの返済額の125%を超えない
- 金利情勢などにより、最終返済期日が来ても返済が終わらず未返済残高が残る可能性がある(その場合は原則として最終返済期日に全額返済)
ここで大切なのは、この2つのルールは「返済額の急増をやわらげる仕組み」であって、利息そのものが減るわけではないということです。抑えられた分は将来に繰り越されます。
返済額が据え置かれている期間に金利が上がると、返済額は一定のまま元金に充てられる額が減り、利息が増えます。ボーナス払いで借入額を目一杯まで伸ばしていると、この繰り越し分と重なって家計の余力が一気に細ります。
さらに、公式の注意書きは元利均等返済を選択した場合のものです。元金均等返済は同じ扱いではなく、金利が上がれば返済額もその都度反映されます。
ボーナス払いを変更できる?止められる?
ボーナスがない会社に転職した場合など、返済の途中で「ボーナス払いをやめたい」と考えることはあります。ここは公式に書かれていることと、書かれていないことを分けて理解しておくのが安全です。
まず、公式の商品詳細に明確に書かれているのは次の2点です(2026年9月時点)。
- 返済方法(元利均等返済/元金均等返済)は、借入時に選んだものを変更できない
- 金利プラン(当初期間引下げプラン/全期間引下げプラン)も、借入後の変更はできない
一方で、契約内容を変更する手続き自体は用意されており、auじぶん銀行の手数料一覧には条件変更手数料5,500円(税込)が定められています(別途、条件変更に伴う印紙代が発生します)。
ただし、半年毎増額返済の中止・割合変更がこの条件変更で必ず認められるかどうかまでは公式サイトに明記がありません。「あとで止められるはず」と決めつけず、申し込みの段階でauじぶん銀行に直接確認しておきましょう。
ボーナス返済部分だけを繰上返済するという手もある
条件変更とは別に、現実的な逃げ道もあります。auじぶん銀行の一部繰上返済は金利タイプを問わず手数料無料で、住宅ローンマイページから申し込む際にボーナス返済部分(半年毎増額返済分)を指定して返済できると案内されています。
つまり、まとまった資金ができたときに増額返済部分を先に減らしておけば、将来のボーナス払いの負担を軽くできます。ただし、半年毎増額返済分のみを繰り上げると毎月の返済額が見直される場合があるとも案内されているため、手続き画面の試算結果を必ず確認してください。
また、各銀行のルールや体制は変わることがあります。「借入当初はボーナス払いの有無を変更できたが、途中からできなくなった」といったことも起こり得るため、ボーナス払いを使うかどうかは入口で慎重に決めましょう。
(参考:auじぶん銀行 公式「住宅ローン ご契約中のお客さま」)
住宅ローンを組んだら家計の見直しを
住宅を買うと「大きな買い物をしたので支出を削りたい」という衝動にかられる方が少なくありません。auじぶん銀行で住宅ローンを組んだ場合、医療保険の見直しも検討できる可能性があります。
auじぶん銀行の住宅ローンには、保障が手厚い団体信用生命保険(団信)を付けられるためです。50歳以下で単独加入の場合、がんと診断されたら残債の半分がなくなる「がん50%保障団信」を上乗せ金利なしで選べます(2026年9月時点・公式サイトにて確認)。
この上乗せなしのプランには、急性心筋梗塞・脳卒中・肝疾患・腎疾患の4疾病保障(残高の50%)と、全疾病長期入院保障(精神障害を除く/残高の100%)、月次返済保障も含まれます。
上乗せ金利を払えば、がんと診断確定された時点で残高が0円になる「がん100%保障団信」(上乗せ 年0.050%)や、4疾病でも残高が0円になり給付金も付く「がん100%保障団信プレミアム」(上乗せ 年0.150%)も選べます。健康に不安がある方向けの「ワイド団信」は上乗せ 年0.300%です。
ただし、条件によって上乗せ金利は変わります。51歳以上の方が選べるのは一般団信とワイド団信で、上乗せなしの特約付きプランは対象外です。またペアローン連生団信は体系が別で、がん50%保障団信でも上乗せ 年0.300%、一般団信で 年0.200%などが設定されています。引受保険会社はライフネット生命保険です。
プラン別の保障範囲は、auじぶん銀行の団信|がん・4疾病50%保障が上乗せ0円の条件と注意点で詳しく整理しています。
がん100%保障団信プレミアムの内容は、一般的な医療保険やがん保険の保障内容もカバーしているといえます。
団信と医療保険の違い
団信と一般的な生命保険は、次の2点が異なります。
- 解約の自由度
- 保険金額
団信は住宅ローンとセットで加入する保険のため、原則として住宅ローンの返済が終わるまで同じ保険が続きます。途中の切り替えはできません。返済の途中で、がん50%保障団信からがん100%保障団信へ変更することはできないということです。
一方、生命保険は健康状態さえ問題なければ、自由に見直し(切り替え)ができます。
ただし保険金額には差があります。団信で保障されるのは住宅ローン残債の一部または全部です。死亡保険ならともかく、がん保険で数千万円の保障が得られる商品はほとんどありません。「がんと診断されただけで数千万円相当の保障が得られる」のは、団信ならではといってよいでしょう。
万が一ボーナスが止まってしまったら
ボーナス払いを選んだあとで、業績悪化や制度変更によりボーナスが止まることがあります。支払いが苦しくなったとき、どんな打ち手が考えられるのでしょうか。
【返済が苦しくなった時の打ち手】
- 収入源を増やす
- 固定費をカットする
- 銀行に相談する
片働きの世帯で世帯主のボーナスがカットされた場合は、共働きに変えるなど収入源を増やす必要があります。その際には、家事の役割分担も合わせて考え直すことになります。
通信費やスポーツジムなど、固定費のカットは家計改善の基本です。複数の項目を見直せば、月数万円の支出減につながることもあります。
「さまざまな打ち手を考えたが、どうしても返済が苦しい」という場合は、早めに銀行に相談しましょう。銀行によっては返済を一時的に待ってくれたり、返済プランの変更に応じてくれたりします。相談せずに返済をスキップすることだけは避けてください。
延滞すると、auじぶん銀行では遅延している元金に対して年14.0%の遅延損害金が日割りで発生します(2026年9月時点・公式サイトにて確認)。引き落としは返済日の19時までに口座残高が必要なので、「残高が足りない」状態を放置しないことが何より大切です。
住宅ローンシミュレーションを活用する
ここまでの試算は、住宅ローンシミュレーションを使ってボーナス払いの有無による返済額の違いを計算したものです。auじぶん銀行のウェブサイトにはシミュレーションが公開されており、誰でも使えます。
借入金利や返済期間に任意の数字を入れられるので、変動金利を選ぶ方は「金利が上がった場合に毎月の返済額がどれだけ増えるか」を確かめることもできます。金利が上昇している局面では、余裕を持った返済計画を立てることがこれまで以上に大切です。
試すときのコツは、ボーナス払いの割合を変えた試算と、金利を1%前後上げた試算を組み合わせることです。「ボーナスが出なかった年」と「金利が上がった年」が重なっても家計が回るかどうかを、契約前に数字で確かめておきましょう。
なお、変動と固定を組み合わせる方法については、auじぶん銀行の住宅ローン「ミックス」とは?仕組みと注意点も参考になります。
auじぶん銀行のボーナス払いに関するよくある質問
Q. 借入額のうち、どこまでボーナス払いに充てられますか?
A. 公式の商品詳細では、半年毎増額返済は借入金額の50%まで充当できると案内されています(2026年9月時点)。ただし上限まで使うとボーナスへの依存度が非常に高くなるため、上限は「使ってよい目安」ではありません。
Q. ボーナス払いの月は勤務先の支給月に合わせられますか?
A. 半年毎増額返済は6ヶ月ごとの指定月を選ぶ仕組みなので、多くの方は支給月に合わせられます。一方、支給が年1回の会社では、もう一方の指定月にボーナスがない状態で増額返済が発生します。
Q. ボーナス払いにすると審査に通りやすくなりますか?
A. 審査は基本的に借入金額をもとに行われるため、ボーナス払いを選んでも審査が有利になるわけではありません。毎月の返済額だけを見て「返せる」と判断すると、実態より重い借入になりやすい点に注意してください。
Q. 途中でボーナス払いをやめられますか?
A. auじぶん銀行には条件変更の手続きがあり、条件変更手数料5,500円(税込)が定められています(別途印紙代)。ただし半年毎増額返済の中止・変更が対象になるかは公式サイトに明記がないため、申し込み前に直接ご確認ください。
Q. ボーナス返済の部分だけを繰上返済できますか?
A. 公式の案内では、一部繰上返済の申込画面で半年毎増額返済分を指定して返済できるとされています。一部繰上返済の手数料は金利タイプを問わず無料です。ただし増額返済分のみを繰り上げると毎月の返済額が見直される場合があります。
Q. 10月1日の基準金利引き上げで、すぐに返済額は増えますか?
A. 元利均等返済で変動金利を借りている方は、今回の改定による約定返済額の変更はないと公式が案内しています(5年ルール)。新しい借入金利自体は2026年12月の約定返済日の翌日から適用され、元金と利息の内訳が変わります。
収入に占めるボーナスの割合で決める
ボーナス払いを選ぶかどうかは、ご自身の収入に占めるボーナスの割合で決めるのが基本です。総返済額が増えるという一点だけを取り出して、ボーナス払いが悪いと決めつける必要はありません。
とくに借入金額がまだ決まっていない方は、ボーナス払いを使って借入額を背伸びさせないよう注意しましょう。金利が上がりやすい局面では、「ボーナスが減っても、金利が上がっても回る返済額か」という一段厳しい目線が要ります。
ボーナス払いを含めた返済プランを対面で相談しながら決めたい方には、店舗とオンラインの両方で相談でき、保証料や一部繰上返済手数料が0円のSBI新生銀行の住宅ローンなども比較候補になります。複数の銀行を比べて、自分の家計に合った借り方を選びましょう。
※本記事に記載の商品内容・手数料・団信の条件は2026年9月に公式サイトを確認したものです。最新の取り扱い状況は必ず各金融機関の公式サイトをご確認ください。










