ゆうちょ銀行 住宅ローンの審査基準

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ゆうちょ銀行は、銀行の店舗数など、銀行の規模としてはメガバンクである三菱UFJフィナンシャルグループをしのぐ日本最大の金融機関です。

ただし、実は、郵政民営化で誕生した時に際に預金業務の認可はおりましたが、「民間の金融機関のビジネスに多大なる影響を与える」という事で、ローン商品などを取り扱うために必要な融資業務の認可はおりませんでした。その後、ゆうちょ銀行としても何度か認可をもらえるように動いていましたが、特に地方銀行からの大きな反発もあって、未だに認可を取ることはできていません。

そのため、ゆうちょ銀行では住宅ローンなどの融資業務は行っていません。

そうすると、「ゆうちょ銀行の住宅ローンの審査基準ってどういうこと?」と思うかもしれません。

実はゆうちょ銀行では「スルガ銀行」の住宅ローンを銀行代理業者として販売していました。そのスルガ銀行が2018年に不正融資で問題になった時にゆうちょ銀行はスルガ銀行の住宅ローンの取り扱いを終了しました。

現在、ゆうちょ銀行はスルガ銀行との提携を解消し、SBI新生銀行とソニー銀行の2社の住宅ローンを提供しています。

それでは、SBI新生銀行とソニー銀行の住宅ローンを紹介します。

ゆうちょ銀行で申し込めるSBI新生銀行とソニー銀行の住宅ローンとは?

ゆうちょ銀行で申し込めるのはSBI新生銀行とソニー銀行の住宅ローンです。

SBI新生銀行の住宅ローンの特徴は?

SBI新生銀行の住宅ローンの最大の特徴は、「諸費用が安い」ことです。(事務手数料定額型)

今、日本の住宅ローンの諸費用の中でも大きな金額を占めるのは事務手数料です。一般的に事務手数料は借入額の2.16%(税込)となっています。

例えば3,000万円の借り入れの場合、事務手数料だけで660,000円と高額になります。

ところが、SBI新生銀行では事務手数料が55,000円(税込)で借りられる事務手数料定額型という住宅ローンを提供しており、業界内でもっとも初期費用を抑えられる住宅ローンの1つです。

また、SBI新生銀行独自の団信サービスである安心パック・安心パックW・安心パックSも特徴的な商品です。

SBI新生銀行の安心パック

SBI新生銀行の安心パックについて詳しくはこちら

審査については、年収300万円以上、勤続年数も2年以上と比較的厳しい印象はありますが、そこまで厳しいわけではありません。


SBI新生銀行の住宅ローン審査について詳しく解説したこちらの記事を参考にしてみてください。
SBI新生銀行 住宅ローンの審査基準

ソニー銀行の住宅ローンの特徴は?

インターネット専業銀行として初めて住宅ローンの取扱を始めたのがソニー銀行です。その住宅ローンはオリコン顧客満足度調査『住宅ローン』で何年も連続で1位を獲得するなど、高い顧客満足度を誇っています。

そんなソニー銀行の住宅ローンはなんといっても低金利と団信に加えて付帯する「がん50%保証団信」です。変動セレクト住宅ローンや固定セレクト住宅ローンは自己資金10%以上を用意することで通常の住宅ローンよりも固定期間の金利を低くすることが可能です。

しかしソニー銀行についても審査が厳しく、年収で400万円以上は必ず必要で、雇用形態についても派遣社員や契約社員は審査対象外となります。


ソニー銀行の住宅ローン審査については詳しく解説したこちらの記事を参考にしてみてください。

どちらも審査は厳し目

この2行の住宅ローンがゆうちょ銀行から販売されるかは確定しているわけではありませんが、2行の審査に加えてゆうちょ銀行の審査も加わり、直接申込むよりも時間がかかることは容易に想像できます。そうなると、ゆうちょ銀行でこの2行を利用する意味があまり無くなりそうです。

そしてSBI新生銀行とソニー銀行の住宅ローンはどちらも審査は厳し目となっています。何千万円というお金を借りるわけですから審査は厳しくなって当然ですが、審査に不安がある方は、フラット35を借り入れ候補に考えてみるのはいかがでしょうか。フラット35では、自営業や個人事業主、派遣社員や契約社員更にはアルバイトでも継続した収入があれば借り入れが可能です。

多くの金融機関が提供しているフラット35の中でも、金利と事務手数料を最低水準で提供している楽天銀行が非常におすすめです。SBI新生銀行やソニー銀行などの住宅ローンにも申込みしつつ、保険としてフラット35にも申し込んでおくのは、万が一住宅ローン審査に落ちてしまった場合に時間を無駄にしなくて済む最良の方法です。複数申込みの中の1つとして楽天銀行のフラット35を検討してみましょう。

おすすめの住宅ローンは?

住宅ローンの審査基準が甘いのがゆうちょ銀行の住宅ローンの唯一のメリットですが、同じように通常の住宅ローンと異なる審査基準を設けているのが「フラット35」です。

フラット35は住宅金融支援機構が定める審査基準を各金融機関が守らず、審査基準を甘く設定しているとして問題になったこともあります。

ですが、フラット35は「幅広い国民がマイホームを持ちやすいように」を目的に、国が積極的に販売している住宅ローンです。

フラット35大手のアルヒでは「カードローンなどの借り入れをまとめる」諸費用住宅ローンを提供するなど、多重債務に悩んでいる人を救済する対応がどんどん進んでいるのです。

フラット35の審査申込は無料で、楽天銀行・住信SBIネット銀行・アルヒ経由で気軽に申し込めます。また、アルヒであれば全国に店舗網を有していますので、気軽に相談することも可能です。

住宅ローンの審査に不安がある人はぜひフラット35への申込みを検討してみてはいかがでしょうか?

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