ゆうちょ銀行 住宅ローンの審査基準

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ゆうちょ銀行は、銀行の規模としてはメガバンクである三菱UFJフィナンシャルグループをしのぐ日本最大の金融機関です。

しかし、郵政民営化で誕生した際に預金業務の認可がありましたが、融資業務の認可が無く、その後も地方銀行の反発もあり認可を取ることはできておらず、ゆうちょ銀行では住宅ローンなどの融資業務は行っていません。

「住宅ローンを取り扱っていないのに住宅ローンの審査基準ってどういうこと?」と思うかもしれませんが、ゆうちょ銀行では長らく「スルガ銀行」の住宅ローンを販売していました。そのスルガ銀行が2018年に不正融資で問題になった事で、現在、ゆうちょ銀行はスルガ銀行の住宅ローンの代理販売を自粛しています。

2019年6月現在、ゆうちょ銀行はスルガ銀行との提携を解消し、新規の住宅ローンの取扱を終了しました。そして新たに新生銀行とソニー銀行との提携をし、この2行の住宅ローンを販売するようです。今後ゆうちょの窓口で販売されるかもしれない新生銀行とソニー銀行の住宅ローンを紹介します。

ゆうちょ銀行が提携した新生銀行とソニー銀行の住宅ローンとは?(追記:2019年6月27日)

ゆうちょ銀行で販売される新生銀行とソニー銀行の住宅ローン。現時点でまだどういった商品が販売されるのかは決まっていません。2行の住宅ローンの顧客を取り次いで手数料を得るだけになるのか、それとオリジナルの商品を開発するのでしょうか。

新生銀行の住宅ローンの特徴は?

新生銀行の住宅ローンの最大の特徴は、「諸費用が安い」ことです。
諸費用として大きな金額を占めるのは事務手数料です。一般的に事務手数料は借入額の2.16%(税込)となっています。3,000万円の借り入れであれば648,000円と高額ですが、新生銀行の事務手数料は54,000円〜162,000円と業界でも最低水準で初期費用をかなり抑えられる住宅ローンとなっています。

また、新生銀行独自の団信サービスである安心パック・安心パックW・安心パックSも特徴的な商品です。

新生銀行の安心パック

新生銀行の安心パックについて詳しくはこちら

審査については、年収300万円以上、勤続年数も2年以上と比較的厳しい印象を受けます。
新生銀行の住宅ローン審査について詳しく解説したこちらの記事を参考にしてみてください。
新生銀行 住宅ローンの審査基準

ソニー銀行の住宅ローンの特徴は?

インターネット専業銀行として初めて住宅ローンの取扱を始めたのがソニー銀行です。その住宅ローンはオリコン顧客満足度調査『住宅ローン』で8年連続第1位(2011~2018年)を獲得するなど、高い顧客満足度を誇っています。

そんなソニー銀行の住宅ローンはなんといっても低金利と団信に加えて付帯する「がん50%保証団信」です。変動セレクト住宅ローンや固定セレクト住宅ローンは自己資金10%以上を用意することで通常の住宅ローンよりも固定期間の金利を低くすることが可能です。

しかしソニー銀行についても審査が厳しく、年収で400万円以上は必ず必要で、雇用形態についても派遣社員や契約社員は審査対象外となります。
ソニー銀行の住宅ローン審査については詳しく解説したこちらの記事を参考にしてみてください。

どちらも審査は厳し目

この2行の住宅ローンがゆうちょ銀行から販売されるかは確定しているわけではありませんが、2行の審査に加えてゆうちょ銀行の審査も加わり、直接申込むよりも時間がかかることは容易に想像できます。そうなると、ゆうちょ銀行でこの2行を利用する意味があまり無くなりそうです。

そして新生銀行とソニー銀行の住宅ローンはどちらも審査は厳し目となっています。何千万円というお金を借りるわけですから審査は厳しくなって当然ですが、審査に不安がある方は、フラット35を借り入れ候補に考えてみるのはいかがでしょうか。フラット35では、自営業や個人事業主、派遣社員や契約社員更にはアルバイトでも継続した収入があれば借り入れが可能です。

多くの金融機関が提供しているフラット35の中でも、金利と事務手数料を最低水準で提供している楽天銀行が非常におすすめです。新生銀行やソニー銀行などの住宅ローンにも申込みしつつ、保険としてフラット35にも申し込んでおくのは、万が一住宅ローン審査に落ちてしまった場合に時間を無駄にしなくて済む最良の方法です。複数申込みの中の1つとして楽天銀行のフラット35を検討してみましょう。

楽天銀行のフラット35のメリット
 
楽天銀行の公式サイトはこちら https://www.rakuten-bank.co.jp/home-loan/  
いろんなメリットがある楽天銀行のフラット35を詳細に解説したこちらの記事も参考にしてみてください。
楽天銀行 住宅ローンのメリット・デメリット・落とし穴とは?

ゆうちょ銀行で販売していたのはスルガ銀行の住宅ローン

上記でも説明した通り、ゆうちょ銀行は「スルガ銀行」の住宅ローンを代理で販売している立場でしかなかったので、そもそもゆうちょ銀行で住宅ローンを申し込んでも、その後の細かな手続きはスルガ銀行と行っていました。

そのスルガ銀行が提供する住宅ローンは非常に珍しい住宅ローンで、誤解を恐れずに表現するなら「金利が高い代わりに審査基準が甘い」住宅ローンです。

更に言えば、他の金融機関の住宅ローンの審査に通るような人は、ゆうちょ銀行(スルガ銀行)の住宅ローンを利用するメリットはありません。

ゆうちょ銀行(スルガ銀行)の住宅ローンラインナップ

ゆうちょ銀行(スルガ銀行)は通常の銀行ではありえない程、多彩な商品ラインナップを誇っていましたので確認しておきましょう。ゆうちょ銀行での申込みは自粛されていますが、スルガ銀行に直接申し込む事は可能です。ただし、どの住宅ローンを選んでも金利が高い点には注意が必要です。

 

スルガ銀行が提供する住宅ローン一覧

  • 個人事業主応援型
  • 働く女性応援型 I
  • 働く女性応援型 II
  • アクティブシニア応援型
  • 資産活用応援型
  • 親孝行応援型
  • ビジネスマン応援型
  • キャリアアップ応援型
  • ビジネスオーナー応援型
  • 派遣・契約社員応援型
  • 諸費用応援型
  • 特別団信応援型

これだけ見ても多彩な商品があるというのが分かりますね。

スルガ銀行の住宅ローン金利

先ほどから高いと繰り返している金利ですが、2019年4月時点でもその傾向に違いはなく、じぶん銀行などが疾病保障付きで0.4%程度の超低金利の変動金利タイプの住宅ローンを提供しているのに対し、2%~3%は明らかに高金利となっていますし、特に金利が高い商品ではなんと9%を超えるようなケースもあります。

 

さらに、これだけ高い金利にも関わらず「この利率でお客さまとお取引することを確約するものではない」とされています。

 

つまり、審査結果ではさらに高い金利を提示されてしまう可能性があるということなので、この点については注意が必要です。

 

個人事業主応援型 住宅ローンとは?

それでは、本題のゆうちょ銀行で取り扱っていたスルガ銀行の住宅ローンの審査基準について確認していきましょう。

全タイプの審査基準を確認するのはちょっと大変なので、まずは「個人事業主応援型」の審査基準を確認してみたいと思います。ゆうちょ銀行の個人事業主応援型は、自営業を営んでいる人を応援する住宅ローンとされています。

「個人事業主の方の働く活力と夢を応援します。経営年数に関らず、担保評価額の100%までのお借り入れが可能。お住まいの購入のみならず、職住一体のお住まい兼ワークスペースのランクアップにお応えできるのも魅力です。」とも紹介されています。

 

オフィス・店舗併用住宅でも居住スペースが1/3以上あれば申し込み可能ですし、融資上限も2億円と定められています。

 

確かに「自営業・個人事業主」の人は厳しい評価を受けることが多いのですが、だからと言ってこのゆうちょ銀行の「個人事業主応援型住宅ローン」はおすすめできそうにはありません。

 

個人事業主応援型住宅ローン審査基準

商品名

ホームローン夢舞台「個人事業主応援型」

利用可能な人

  • 日本国籍を有する方、または永住許可を受けている外国人の方で、かつ個人事業主の方
  • 団体信用生命保険に加入できる方で、お借入時点の年齢が満20歳以上65歳未満、かつご返済最終時の年齢が満82歳未満の方
  • 住み替え、借り換えの場合、原則として既存住宅ローンを6か月以上延滞することなく、正常に返済している方

勤続年数(事業年数)

事業年数は、問いません。

資金使途

  • ご本人およびその家族がお住まいになるための住宅および自宅用地の購入資金
  • 住宅の増改築、改修、修繕等の費用
  • 既にご利用中の住宅資金の借り替え
  • その他新築、転居等に伴う諸費用

雇用形態

個人事業主

年収・収入

特に規定なし

 

ゆうちょ銀行で住宅ローン利用したいと思っている人へ

ゆうちょ銀行で取り扱っていたスルガ銀行の住宅ローンは「高金利」「ブラック」「貧困ビジネス」などのような評判をよく耳にします。

 

実際、「住宅ローンの審査基準を甘くして、高金利で貸し出している」のは公表されている情報をみるだけでも明らかです。もちろん、「ゆうちょ銀行の住宅ローンしか頼れる商品がない」とゆうちょ銀行の住宅ローンを契約している人もたくさんいます。

 

そのような特別な事情がある人にとって、ゆうちょ銀行の住宅ローンは救世主でありその存在を否定するものではありません。

 

それに、住宅ローンの申し込みをする時には、住宅ローンの審査に通らないかもしれない事情を、誰しも大なり小なり抱えているものです。ただ、たとえ審査に不安を抱えていたとしても、すぐにゆうちょ銀行の住宅ローンを選ぶことはせずに、他の住宅ローンにも目を向けて欲しいと思います。

 

最近の銀行は「住宅ローンを貸し出したくて仕方ない」と考えているところが大半です。昔より全体的に借りやすくなっていますので、躊躇せずにいくつかの住宅ローンに申込するようにしましょう。

 

では、おすすめの住宅ローンは?

住宅ローンの審査基準が甘いのがゆうちょ銀行の住宅ローンの唯一のメリットですが、同じように通常の住宅ローンと異なる審査基準を設けているのが「フラット35」です。

フラット35は住宅金融支援機構が定める審査基準を各金融機関が守らず、審査基準を甘く設定しているとして問題になったこともあります。

ですが、フラット35は「幅広い国民がマイホームを持ちやすいように」を目的に、国が積極的に販売している住宅ローンです。

フラット35大手のアルヒでは「カードローンなどの借り入れをまとめる」諸費用住宅ローンを提供するなど、多重債務に悩んでいる人を救済する対応がどんどん進んでいるのです。

 

フラット35の審査申込は無料で、楽天銀行・住信SBIネット銀行・アルヒ経由でネットで気軽に申し込めます。また、アルヒであれば全国に店舗網を有していますので、気軽に相談することも可能です。

 

住宅ローンの審査に不安がある人はぜひフラット35への申込みを検討してみてはいかがでしょうか?

 

おすすめのフラット35取り扱い金融機関

楽天銀行のフラット35の詳細はこちら

→ 事務手数料は業界水準の半額程度。金利は常にフラット35業界最低水準を維持。

 

アルヒのフラット35の詳細はこちら

→ フラット35業界の最大手。豊富な融資実績と店舗網でフラット35の利用をサポート

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