ソニー銀行はソニーグループのネット銀行で、顧客重視、透明性重視の企業姿勢が特徴です。実際、日本経済新聞やオリコンの銀行満足度ランキングで常に顧客満足度の上位に食い込み続けています。
目次
年収400万円以上と審査基準は厳しいが顧客満足度が高い
ソニー銀行の住宅ローンは年収400万円以上という審査基準があったり、全般的にはやや厳しめに審査していると言われることが多い住宅ローンです。一方で、金利や疾病保障など住宅ローンのサービスレベルは高く、年収基準などの条件を満たすことができる人であれば、借入先の候補に入れておく価値はあるでしょう。
ネット専業銀行では珍しいワイド団信を取扱い
ソニー銀行の審査基準の特徴の1つにネット銀行としては珍しくワイド団信を取り扱っている点です。しかも、ワイド団信をオトクに利用できるという点は注目です。
住宅ローンは、通常、団信への加入が必須です。団信とは、生命保険の一種なので健康状態に問題があると加入ができないケースがあります。団信に加入できないと、基本的には住宅ローンの借り入れができなくなります。
ソニー銀行では健康上の理由で一般団信に加入できない人向けに引き受け条件を拡大したワイド団信を取り扱っています。保険料として借り入れ金利は0.2%が上乗せになりますが、高血圧、糖尿病、肝機能障害、うつ病などでも加入できる場合があります。
健康面で住宅ローン審査に心配がある方に向いた住宅ローンと言えます。ワイド団信の保険料は多くの金融機関では年0.3%の金利上乗せになるのでソニー銀行のワイド団信の保険料は割安です。
競合銀行の追随を許さない初期費用の安さ
ソニー銀行の住宅ローンは団信保険料無料、事務手数料44,000円(税込み)と圧倒的に格安です。借り換えはしたいけど、初期費用にまとまったお金がかかるので二の足を踏んでいる方には最適な商品と言えます。
住宅ローン市場をリードする低金利
ソニー銀行は翌月の住宅ローン金利を前月の半ばに発表しています。利用者にいち早く翌月の金利を伝える高い透明性のサービスを提供していて、通常の銀行は月末日もしくは1日に金利発表しているため、結果的にソニー銀行の住宅ローン金利を毎月意識することになり、ソニー銀行がリードしている側面があります。
ソニー銀行 住宅ローン審査期間・日数は?
ソニー銀行の住宅ローンは仮審査申し込みから融資実行まで4週間から5週間程度必要になります。仮審査期間は当日~6日、本審査期間は7日から10日の期間程度かかると考えておくと良いでしょう。
最近は、auじぶん銀行や住信SBIネット銀行が融資実行までの期間の短縮化を実現していて、例えばauじぶん銀行では契約完了まで最短10日とソニー銀行よりも早く手続きを終えられる住宅ローンが登場してきています。
ペアローンに対応
ソニー銀行ではペアローンでの住宅ローン契約が可能です。共働き世帯には嬉しいサービスですが、収入合算には対応していませんし、ペアローン利用時は夫婦ともに、年収400万円を超えている必要があり利用できる家庭は限られているので注意しておきましょう。
申込条件
年齢
申し込み時、満20歳以上満65歳未満で、最終返済時が満80歳の誕生日まで。
勤続年数
特に定めなし
雇用形態
派遣社員、契約社員は不可
年収・収入
前年度の年収(自営業のかたは申告所得)が400万円以上
国籍
日本国籍、または永住権があること
資金使途
本人が住む新築物件の購入、中古マンション・中古戸建ての購入、住宅の新築、増改築のための資金。借り換えも可能。