auじぶん銀行の住宅ローンの疾病保障付きの団信を徹底解説

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auじぶん銀行の疾病保証付き住宅ローン

この記事では、強力な集客力を誇るauじぶん銀行の住宅ローンの魅力を、団体信用生命保険(団信)の内容を中心に解説します。

auじぶん銀行は誰もが知る大手通信会社と大手都市銀行が共同出資して2008年6月に設立したネット銀行です。

 

口座数は2010年5月に100万件、2015年に200万件、そして2020年には400万件を達成し急成長を続けています。特にローン残高は2019年3月末時点では1兆円未満であったにもかかわらず、2020年3月時点では1兆5,000億円を超えており、近年、急激に住宅ローンの需要を取り込んでいます。

この記事を書いた専門家(フィナンシャルプランナー)
遠藤功二(フィナンシャルプランナー)


遠藤功二(えんどう こうじ)

1級FP(1級ファイナンシャルプランニング技能士)

CERTIFIED FINANCIAL PLANNER、経営管理専攻修了(MBA)

三菱UFJモルガンスタンレー証券、オーストラリア・ニュージーランド銀行にて延べ1,000人以上の顧客の資産運用アドバイスを担当。 現在は独立系FPとして、投資に限らずライフプランニング、保険、住宅などの幅広い分野で相談、講演、執筆業務に携わる。

 

銀行全体の業績も連動して伸びており2021年3月期の経常収益と当期純利益は下記の通り、新型コロナウイルス感染症による経済の停滞があったにもかかわらず順調に推移しています。

auじぶん銀行の業績
経常収益 当期純利益
2021年3月 51,077 2,520
2020年3月 43,653 1,889
2019年3月 38,392 1,892
2018年3月 32,140 1,074
2017年3月 28,227 1,803
2016年3月 23,646 1,275

単位:百万円

auじぶん銀行財務情報・ディスクロージャー

※auじぶん銀行財務情報・ディスクロージャーを元に当サイト調べ

なお、従業員数は2021年6月時点で454名となっており、万単位の従業員を抱える都市銀行や数千人規模の地方銀行や信用金庫と比較するとかなりスリムな組織体制といえます。

 

店舗を持たないネット銀行のauじぶん銀行が多くの住宅ローン顧客を取り込むことができている理由に、スリムな組織体制に代表される効率的な銀行経営を実現できているからこそ提供できる低金利で無料の疾病保障がついてくる住宅ローンが魅力的だからこそだと思います。

 

auじぶん銀行の住宅ローンの魅力

 

auじぶん銀行の住宅ローンは、低金利と守備範囲の広い団信を両立しているという特徴があります。また、ネット銀行ならではの利便性は、忙しい現代人に適しているといえます。

 

ネット銀行の中でもトップクラスの低金利

は以下の通りになっています。

 

  • 変動金利:年HPご確認%(全期間引下げプラン)
  • 当初10年固定金利:年HPご確認%(当初期間引下げプラン)
  • 当初20年固定金利:年HPご確認%(当初期間引下げプラン)

※審査の結果によっては保証付金利プランとなる場合があり、この場合には上記の金利とは異なる金利となります。 金利プランが保証付金利プランとなる場合は、固定金利特約が3年、5 年、10年に限定されます。

変動金利の金利水準は、店舗型の銀行が提供する住宅ローンよりも金利が低い傾向があるネット銀行の中でもトップクラスの低金利水準です。

また、固定金利は変動金利よりは高い利率であるものの、住宅ローンの長期固定金利型の商品の代表として挙げられるフラット35の金利と比較しても、かなり魅力的な金利を実現しています。

 

auじぶん銀行の団体信用生命保険(団信)

一昔前はauじぶん銀行の団信の特徴といえば「がん50%保障団信」が金利上乗せなしで加入できることでした。しかし、ここ数年でがん以外にも保障範囲を広げておりさらに魅力が高まっています。

 

入院保障が付いたがん団信

auじぶん銀行のがん団信は「がん50%保障団信」と「がん100%保障団信」に分けられます。auじぶん銀行のがん団信は、その名の通り、がん(所定の悪性新生物)と診断されたら、がん50%保障団信の場合は残債の50%分の保険金が支給され、がん100%保障団信の場合は残債の100%分の保険金が支給されます。

がん50%保障団信は金利上乗せなしで利用することができ、がん100%保障団信は0.2% の金利上乗せで利用することができます。

どちらを利用するかは多くの方が悩みます。返済額の差と保障対象となる残債の大きさを鑑みて決めると良いでしょう。

 

<がん50%保障団信とがん100%保障団信の総返済額(元本+金利)の比較>

借り入れ金額:5,000万円

借り入れ期間:35年

金利:変動金利(年HPご確認%(全期間引下げプラン))

シミュレーションツール:auじぶん銀行ウェブサイトのものを使用

 

がん50%保障団信 がん100%保障団信
金利 HPご確認%(全期間引下げプラン) HPご確認%(全期間引下げプラン)
上乗せ金利 0% 0.2%
毎月返済額 127,813円 132,237円
総返済額 53,681,589円 55,539,737円

※審査の結果によっては保証付金利プランとなる場合があり、この場合には上記の金利とは異なる金利となります。 金利プランが保証付金利プランとなる場合は、固定金利特約が3年、5 年、10年に限定されます。

毎月の金額の差は借り入れ金額にもよりますが、上記の例だと数千円程度ですが、35年分の総返済額にすると100万円を超える差が生じます。100万円でがんに備えることができると考えれば、安いとも言えますが、毎月の返済額の増加が気になる人は、ご自身の仕事や会社の環境を考慮するとよいでしょう。具体的にはがんになることで収入が急激に減少するタイプの職業だと判断できる方は、がん100%保障団信を検討しても良いかもしれません。

 

ちなみに、がんの中でも「皮膚の悪性黒色腫以外の皮膚がん」と「子宮頸がん0期、大腸粘膜内がん、非浸潤がん、食道上皮内がんなどの上皮内がん」は軽度ということもあってか、保険金支払いの対象外になることも留意する必要あります。

 

がんに対する保障が手厚さを理解すると「がん以外の病気になったら保障はないの?」と不安に思う方は多いと思います。

 

auじぶん銀行は、そのような不安の声にも応えています。同行のがん団信には精神障害を除く全ての怪我や病気で31日以上入院となった場合に1か月分の返済額と同額の保険金が支給される「月次返済保障」が付いています。「月次返済保障」は入院状態が続く限り、30日ごとに保険金が支給されるので、事故や病気で超長期入院になった際にも住宅ローンの支払いに対する不安はかなり払拭できます。

 

さらにauじぶん銀行のがん団信には超長期入院が180日以上継続した場合に残債が全て保険金で精算される「全疾病保障」も合わせて付いています。

180日以上も入院するような大怪我や大病を患った場合は、後遺症が残ることが想定されます。回復しても、元気な時ほどは仕事に専念できなくなる可能性があることは否定できません。そのような時でもこの「全疾病保障」で残債がなくなれば、家計の経済的負担はかなり軽くなります。

 

給付金が受け取れる11疾病保障団信

 

auじぶん銀行では金利を0.3% 上乗せすることで11疾病保障団信を選択することもできます。11疾病保障団信はがんと診断された時の保障ががん100%保障団信以上に手厚くなっています。

がんと診断されたら残債が100%なくなる保障が付いている上、100万円の給付金が受け取れます。

また、11疾病保障団信の場合は上皮内がんや皮膚がんの場合、残債にかかる保障は発動されませんが、50万円の給付金が受け取れます。さらに、がんを対象とする先進医療を利用し、高額な医療費がかかった場合は1回の技術料につき500万円まで、通算で1,000万円までは特約の給付金が受け取れます。

 

11疾病保障団信にはがん団信のように月次返済保障は付いていませんが、がん以外の10種類の生活習慣病(糖尿病・高血圧性疾患・腎疾患・肝疾患・慢性膵炎・脳血管疾患・心疾患・大動脈瘤および解離・上皮内新生物・皮膚の悪性黒色腫以外の皮膚がん)で入院が180日以上となった場合に残債がなくなる保障が付いています。

また、けがや病気で5日以上入院となった場合は10万円の一時金が受け取れます(12回が限度)。軽度の入院の際には役立つ保障となるでしょう。

 

<11疾病保障団信の総返済額の試算>

借り入れ金額:5,000万円

借り入れ期間:35年

金利:変動金利 年HPご確認%(全期間引下げプラン)に0.3%上乗せしたもので計算

シミュレーションツール:auじぶん銀行ウェブサイトのものを使用

 

11疾病保障団信
金利 HPご確認%(全期間引下げプラン)+0.3%
毎月返済額 134,486円
総返済額 56,484,012円

※審査の結果によっては保証付金利プランとなる場合があり、この場合には上記の金利とは異なる金利となります。 金利プランが保証付金利プランとなる場合は、固定金利特約が3年、5 年、10年に限定されます。

セカンドオピニオンサービス・24時間電話健康相談サービス

上述のがん50%保障団信、がん100%保障団信、11疾病保障団信には特典としてセカンドオピニオンサービスや24時間電話健康相談サービスが付いています。

 

例えばがんの治療方針は病院によって異なることがあります。かかった病院に先進医療自体がないということもあり得ます。「医者から勧められた治療をそのまま採用して良いのか」という不安にかられた際にはセカンドオピニオンサービスを利用すると良いでしょう。

 

24時間電話健康相談サービスも、体調を崩した時ほど心の支えになってくれると思います。

 

一般団信・ワイド団信も利用可能

実は前述の各がん団信、11疾病保障団信は20歳以上50歳までの方が対象となっています。

 

また、持病や病歴がある方は疾病保障付き団信の審査が通らない可能性もあります。健康上または年齢を理由に疾病保障付き団信が利用できない方は、一般団信またはワイド団信を選択することができます。一般団信は、保障対象を死亡と高度障害に絞ったシンプルな団信であり金利上乗せはありません。高血圧症、糖尿病、肝機能障害などの持病がある方で一般団信の加入ができない方はワイド団信であれば利用できる可能性があります。

 

ワイド団信の保障内容は一般団信と同様ですが、金利を0.3%上乗せする必要があります。

 

ネット銀行ゆえのメリット・デメリット

auじぶん銀行は完全なネット銀行です。ネット銀行ならではのメリットとデメリットがあります。

 

メリット:現代人向きの利便性とコスト安を実現

 

1、利便性

ネット銀行であることの最大のメリットは、自由な時間に手続きができることです。auじぶん銀行のウェブサイトには住宅ローンシミュレーションが付いていますので、借り入れ額の試算は自分で行うことができます。

また、実際に借り入れの申し込みを行う際には仮審査と本審査の申し込みが必要になりますが、これらの手続きもウェブサイト上のマイページ内で行うことができます。

また必要書類はウェブ上でリスト化されたものを閲覧できますので、自身で準備を進めていくことができます。

多くの忙しい現代人は平日の昼間に銀行の店頭に訪れることは難しいです。

auじぶん銀行であれば、真夜中や早朝でも自分のペースで手続きを進められるので現代人向きだといえます。

 

2、コスト安

auじぶん銀行では司法書士と行う登記手続きを除いて、ウェブ上で借り入れの契約が完了するので、原則は紙の契約書が発生しません。それゆえに印紙代(例:借り入れ金額1,000万円〜5,000万円で2万円)がかからないというメリットがあります。(何らかの理由により紙の契約書が必要になり、印紙代が必要になる場合があります)

審査で特に必要と指摘されない限りは保証会社の利用も不要なので、保証料もかかりません。

さらに一部繰り上げ返済手数料が無料であったり、他の銀行からauじぶん銀行の預金口座に毎月定額で資金を取り寄せる場合の資金移動の手数料も無料となっており、経営上の費用が低く抑えられているネット銀行ならではのメリットがあります。

 

デメリット:自分で完結する必要がある

auじぶん銀行のデメリットは、ネット銀行ゆえに店舗で担当者と顔を合わせて相談ができない点です。とはいってもauじぶん銀行では住宅ローン相談用のコールセンターが土日祝日含めて運営されており、不明点があればいつでも質問をすることができます。

また、予約制で住宅ローン相談会やテレビ電話システム(ZOOM)を使用したオンライン相談会も実施しており、しっかりと相談したい方には安心です。

これだけのサービスがあるので、店舗で相談ができないないことは問題ないと感じる方は多いのではないでしょうか。

 

まとめ

ここまで見てきた通り、auじぶん銀行は低金利と手厚い保障を両立させておりかなり盤石な住宅ローン商品を構築したといえます。実際に2020年下半期の価格.com住宅ローン部門別人気ランキングで1位、2021年オリコン顧客満足度®️調査の住宅ローン金利で1位を獲得しており多くの方から支持を得ている銀行です。

 

もちろん、他の銀行の住宅ローンの条件も比較した上で検討すると、より正確にauじぶん銀行の住宅ローンの魅力を理解できるでしょう。

 

auじぶん銀行の住宅ローンについてさらに詳しくはこちら

 

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