住信SBIネット銀行 住宅ローンの落とし穴とは?

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2007年9月に住宅ローンサービスの取り扱いを開始した住信SBIネット銀行は現在メガバンク・都銀につぐ住宅ローンサービス分野でのシェアを有する国内有数の銀行となっています。

2019年11月には住宅ローン取り扱い累計額が5兆5,000億円を突破し、現在最も勢いのある住宅ローンサービスと言ってよいでしょう。

住信SBIネット銀行の住宅ローンはネット経由で申し込みが必要な住宅ローンですが、都心部の交通路線の大規模な広告を展開しており、通勤途中などの目にされた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

住信SBIネット銀行の住宅ローンに対する評価は高く、2014年に発表された日本能率協会総合研究所(東京都港区)による「住宅関連企業従事者に聞いた『住宅ローン』に関する調査」のうち「住宅ローン商品の評価」において、調査対象の7金融機関のなかで住信SBI銀行が調査対象、全項目で1位の評価を得ています。これは一般消費者はもちろん住宅関連で働く住宅のプロ が住信SBIネット銀行の住宅ローンを高く評価していることを意味します。2014年以降も住信SBIネット銀行は変動金利の引き下げ、疾病保障の充実などを行っており魅力は増していると言ってよいでしょう。

今回はこの住信SBIネット銀行の住宅ローンに落とし穴が無いのかまたその対策をまとめてみました。世の中に完全というものありませんので、しっかり落とし穴の対策をして住信SBIネット銀行の住宅ローンの高いサービス性を享受するのに活用いただければと思います。

住信SBIネット銀行の住宅ローンのメリット

 

落とし穴について先にまとめておくと、、、
  • 金利が競合のネット銀行(auじぶん銀行やジャパンネット銀行)と比較すると割高感がある
  • 審査が遅い
  • 年収基準など審査基準が明確でない
  • 店舗向けのミスター住宅ローンREALのほうが金利が安い場合がある
  • 全疾病保障が適用されるのは現実的に高いハード(auじぶん銀行はがん保障も無料で付帯)

 

auじぶん銀行の住宅ローンの住宅ローンが更に魅力的に

りそな銀行のネット専用住宅ローンの最大のライバルとも言えるauじぶん銀行が2019年3月からがん保障付き住宅ローンのサービス拡充をしました。これまでのがんと診断されたら住宅ローンの残高が半分になるがん50%保障を無料で提供していましたが、更に精神障害を除く全ての病気や怪我を保障する『全疾病保障』が無料で提供されるようになりました。

auじぶん銀行の住宅ローンのがん保障と全疾病保障

 

auじぶん銀行のがん保障・全疾病保障の詳細はこちら

 

住信SBIネット銀行 住宅ローンの落とし穴

住宅ローン金利に割高感が出ている

かつてはネット銀行で最も住宅ローンを取り扱う銀行として、低金利を武器にメガバンクや地銀を追う立場にあった住信SBIネット銀行ですが、2019年に入り住宅ローン金利を引き上げる局面が目立っています。特に住信SBIネット銀行よりあとに住宅ローンサービスに参入したauじぶん銀行やジャパンネット銀行に逆に追われる立場にになっています。

具体的にこの2行と住信SBIネット銀行の住宅ローン金利を比較してみたいと思います。

※スマホの方は下記の表を横および縦にスクロールいただくと3つの銀行の3つの金利の比較表を確認いただけます。

銀行 変動金利 10年固定金利 35年固定金利
住信SBIネット銀行 0.457%~0.557%(通期引下げプラン) 0.710%~0.810%(当初引下げプラン) 1.370%~1.470%(当初引下げプラン)
auじぶん銀行 0.410%(全期間引下げプラン) 0.550%(当初期間引下げプラン) 1.345%(当初期間引下げプラン)
ジャパンネット銀行 0.399%(全期間引下型) 0.620%(当初期間引下型) 1.450%(当初期間引下型)

※金利はいずれも2020年5月適用

 

赤字のものが各金利タイプで最も金利が低いものです。住信SBIネット銀行が最も低い金利となっているものが一切無い状況です。

ちろん住信SBIネット銀行の金利はメガバンクや地銀と比較すると安いものですが、ネット銀行が扱う住宅ローン金利の引き下げ競争がそれだけ激化しており、住信SBIネット銀行が昔ほど金利の優位性がないという状況です。

 

審査結果により金利が年0.1%上乗せされる

2019年12月より住信SBIネット銀行では審査結果により年0.1%の金利上乗せをする仕組みを採用しています。前述の金利比較表に、年0.10%が上乗せされた際の金利も掲載していますが、かなりの金利割高感が出てしまいますね。

 

住宅ローン審査が遅い

住信SBIネット銀行の住宅ローン審査期間および融資実行までには他行との比較で若干多くの時間が必要となっています。このため時間が足りなく住信SBIネット銀行の住宅ローンを利用できなかったとならないように早め早めに住宅ローン審査申し込みをするようにしましょう。

住信SBIネット銀行の公式サイトのQAには審査や融資実行までの期間について明示されています。マイホームの新規購入には45日以上、借り換えで30日以上となっています。

 

住宅ローン審査基準があいまい

住宅ローンの多くには勤続年数、年収、職業などの条件が明示されています。たとえば、住宅ローン審査基準に厳しいソニー銀行であれば、派遣社員・契約社員の利用が不可と明記しています。

しかし、住信SBIネット銀行では勤続年数、年収、職業などの審査条件が明示されていません。

住宅ローン審査を申し込む際の不安材料と言ってよいでしょう。

 

当初固定期間経過後に注意

住信SBIネット銀行に限らず、メガバンク、地銀などでも取り扱っている当初固定期間設定型の住宅ローンについては期間経過後に金利が急激に上昇することに注意が必要です。われわれが住宅ローンを借りるときは基準金利といわれる住宅ローンの定価で借りることはなく、基準金利からの割引後の金利で借入れをします。この割引がどれだけされるかが重要となります。

当初固定期間設定型は当初設定した期間により多くの割引をするため、当初期間経過後の割引幅が縮小するものです。

実際に2020年5月現在の住信SBIネット銀行の当初引下げプランの金利が期間経過後にどうなるのか一覧にしてみました。

当初の金利 経過後の金利(変動金利)
5年固定金利 年0.660% 年0.975%
10年固定金利 年0.710% 年2.075%
15年固定金利 年1.210% 年2.075%
20年固定金利 年1.370% 年2.075%

※ 審査結果によっては、金利に年0.1%上乗せとなる場合があります

 

2020年5月の住信SBIネット銀行の変動金利は年0.457%~年0.557%(通期引下げプラン)となっていますので、仮に10年後もこの金利が続いていた場合当初から変動金利で借入れをしていた方は年0.457%で借り入れができている一方、10年固定金利を選んでいて、期間経過後に自動的に変動金利となった方は年2.075%とが適用されるため大きな金利差が発生することとなります。

当初固定型の住宅ローンを選んだ場合には期間経過後に他の銀行に住宅ローン借り換えをする必要が出てきそうですね。

 

ワイド団信の取り扱いがない

住宅ローンを組む際に加入が必須となるのが団体信用生命保険(通称;団信)。これは住宅ローン契約者(債務者)が死亡したり、所定の高度障害を負った場合に保険金が支払われ住宅ローン残高がゼロになる生命保険であり、生命保険であるために加入時に健康状態に関する告知をする必要があります。

具体的には過去3年以内の病歴や通院歴を告知し、保険会社で加入か審査を行います。この審査に落ちると住宅ローン審査に落ちることます。

競合であるauじぶん銀行やソニー銀行ではこうした方向けに加入条件を緩和したワイド団信を扱っていますが、住信SBIネット銀行では扱っていないため、団信に加入できない方は残念ながら住信SBIネット銀行で住宅ローンを組めないこととなります。

こうした方は前述のauじぶん銀行のワイド団信に申し込みをするか、団信の加入が必須ではない、住信SBIネット銀行のフラット35への申し込みを検討するのがよいでしょう。

団信とは

店舗でも相談・申し込みが可能

住信SBIネット銀行はネット銀行であるため、住宅ローンもネットだけで完結させることに抵抗や戸惑いを感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

住信SBIネット銀行ではミスター住宅ローンREALという対面販売用の住宅ローンも提供しています。全国の下記のSBIマネープラザの店舗で取り扱いをしています。

大宮住宅ローンプラザ
新宿中央支店
新宿東住宅ローンプラザ
秋葉原支店
横浜住宅ローンプラザ
名古屋支店
大阪支店
神戸住宅ローンプラザ
福岡中央支店

住宅ローンを組むのが初めてで不安と言う方にも安心の対面サービスが安心ですね。

MR.住宅ローンREAL

SBIマネープラザの店舗を確認

 

全疾病保障の適用条件

次に気をつけたいのが住信SBIネット銀行の住宅ローンの人気の要因の1つである、全疾病保障です。

全疾病保障は病気やケガなどすべてを保障するものであり幅広い保障が受けれることメリットです。

しかし、落とし穴としては保障の適用条件が挙げられます。auじぶん銀行がガンと診断されるだけで保障が受けられる一方、住信SBIネット銀行の全疾病保障は働けない状態が1年経過しないと保障が受けれません。とくに8疾病以外の病気や怪我では入院をしていることが条件です。病気や怪我で1年働けない、入院しているというのはかなり適用条件が厳しいと言ってよいでしょう。

全疾病が全ての病気や怪我を保障してくれる一方で、1年以上の入院や就業不能を条件としているなど実際にその保障を受けるハードルはかなり高いといってよいでしょう。

住信SBIネット銀行の住宅ローンの全疾病保障

平均的な入院日数は?

厚生労働省が発表している患者調査によると35歳から64歳の病気や怪我による平均入院日数は21.9日です。平均値を見る限り、全疾病保障を受ける状態になるのは極めて稀であることが読み取れます。傷病別・年齢階級別平均在院日数

 

 

 

 

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