スポーツ選手の住宅ローン審査について

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スポーツ選手は、普通のサラリーマンと比べて、収入の上下が激しいだけでなく、何十年も収入を維持するのが難しいとされています。長い期間をかけて安定的に返済してもらう必要がある住宅ローンの審査においては、スポーツ選手はリスクが多い職業と見做されがちです。

このページでは住宅ローン審査においてスポーツ選手について銀行がどのような前提で審査を行い、どのような点を重視して審査を行っているのか審査対策やスポーツ選手にオススメの銀行を解説していきたいと思います。

なお、年齢、健康状態、信用情報、住宅の価値・評価など審査項目は職業ごとに違いはないため本ページでは割愛します。

 

 

前提

住宅ローンは高額なお金を長期間に貸し続ける性質があるので継続的な収入があるかという点を銀行は重視します。

会社員は会社と雇用契約を結び、給料を受け取る立場です。雇用保険や労働保険などでセーフティーネットがしっかりしています。一方、スポーツ選手は個人事業主のようなもので、結果を残せば住宅ローン無しで家を購入できるぐらいの収入を得られる場合もありますが、ケガをしたり結果が出ないとあっという間に収入が途絶えてしまうリスクがあります。

 

そのため、会社員と比較して慎重な審査が行われます。

銀行としては住宅ローンを貸したとしても、大成功してすぐに全額返済されたら貸した意味がなくなってしまいますし、成功に至らず収入が途絶えて回収できなくなっても困りますので、スポーツ選手と言う職業が厳しく審査されるのも否めません。

 

スポーツ選手は個人事業主?

プロのスポーツ選手は住宅ローン審査においては個人事業主の扱いになります。スポーツ選手が事業主と言われてもピンと来ないかもしれませんが、サラリーマンや公務員、アルバイト、無職、それらに該当しないと個人事業主という扱いになりがちです。

スポーツ選手は独立した事業主であると見做されることが多く、その場合、住宅ローンの審査において過去3年分の年収を証明する必要などがあります。

 

スポーツ種目について

「収入が安定している会社員の方が住宅ローン審査に有利」という点は冒頭でも触れましたが、スポーツ選手についても収入の継続性が求められます。例えば、ゴルフのレッスンプロなどは長く安定した収入を得られると判断されるケースが多いでしょう。

一方で、20代・30代でピークを迎えてしまうスポーツの場合などはどうしても不利になってしまいます。

 

頭金について

スポーツ選手は収入が大きく上下しやすい職種なので、「そのスポーツの収益性」という観点よりも、あるいは「その人がお金のコントロールをしっかりできるか」という観点を普通の会社員に貸し出しをするよりも重視する傾向にあります。

「今後、収入が落ち込んでも、きちんと返済をしていける人物かどうか」というのを数字で確認できるのが頭金です。つまり、計画性をもって頭金を用意できる人が審査上で高く評価されるというわけです。

最近は頭金がなくても利用できる住宅ローンが多いのですが、審査のためにも・今後の生活のためにも、頭金はしっかりと用意するようにしましょう。

健康状態

スポーツ選手であれば、健康状態は収入に直結するので一般の人よりも気を使っているのでここで解説すべきことはあまりありません。

 

住宅ローンの借入には各銀行の指定する団体信用生命保険に加入することが必要なので、持病、健康状態、病歴などにより団信に加入できず、結果的に住宅ローンの借り入れができない場合があるのは全員に共通していることです。

 

どこの銀行で借りられるのか?

スポーツ選手の住宅ローンの審査は想像以上に厳しく、J1チームに所属するサッカー選手でもあっさり審査に落とされたという報告もあります。

普通の会社経営者とは違い、過去3年分の所得がしっかりある場合でも、「今後の見通しは分からない!」と考える銀行融資担当者が殆どだからです。実際に、複数の地方銀行に問い合わせたところ、「うちでは取り扱えない」との回答でした。

 

そんな中、スポーツ選手の融資に前向きな回答があったのはフラット35です。フラット35は国土交通省が所管する住宅金融支援機構が提供する住宅ローンで、「幅広い人がマイホームを持てるように支援する」ことが存在意義の1つとして定義されている住宅ローンです。

 

フラット35は職業を問わず公平な審査が行われることが特徴です。フラット35取り扱い金融機関の中でも、圧倒的な貸し出し実績があるARUHIは、当然、様々なスポーツ選手に貸し出ししてきた実績があります。

 

ARUHIは全国に店舗展開していますので、興味がある人は来店予約して相談してみることをおすすめします。

 

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